05/03/28 18:39:17 BE:56700645-
此処で少し、「意味」の正体を考えて見ましょう。
とある状況:
上りの電車に乗ろうと思っていたが、誤って下りの電車に乗ってしまった。
下りの電車に乗ったこの行為を、「意味がない行為」と呼ぶ。
この場合の「意味がある」「意味がない」とは、
どうやら目的に対する、行動の有効性の有る無し、を論じています。
つまり、目的に沿った手段を採用する事が、意味ある事、であり、
目的に沿っていない手段を採用する事は、意味の無い事、と呼ばれます。
喉が渇いている時に、油を飲む行為は、「意味の無い」行為であります。
其の時に、水を飲む行為は、「意味のある行為」であります。
喉を潤すと言う目的に対して、有効な行為が意味があり、有効でないのは意味がない。
では、目的が存在しなかったらどうなるか。
目的が存在しない時、あらゆる行為に意味はありません。
故に、「人が生きる意味」を問う事は、人の生きる目的を問う事とほぼ同意であります。
目的が存在して始めて、手段に有効性が生じるのですから。
さて、では、「人の生きる目的」とは何か。