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2006年2月17日(金)
自衛官ら３人集団自殺？
部屋にしちりん 伏見
１６日午前１１時４５分ごろ、京都市伏見区小栗栖中山田町の男性(39)方で、訪ねてきた親族が木造３階建ての３階の部屋の開き戸などがテープで目張りされていたため不審に思い、１１０番通報した。駆け付けた山科署員が、部屋で男女３人が死亡しているのを発見した。
部屋にしちりんが３つ置かれており、同署は３人が集団自殺を図った可能性が高いとみて身元と死因の確認を急いでいる。
同署などによると、死亡していたのは、この家に住む男性と、南区在住で陸上自衛隊桂駐屯地所属の女性(21)、静岡県浜松市在住の無職女性(29)とみられる。
女性２人の家族から１月中旬に捜索願が出されていたという。
調べでは、３人のうち２人がベッドの上で、１人は壁にもたれかかった状態で死亡していた。しちりんは部屋のほぼ中央に三つ並べて置かれ、炭が中に残っていた。
窓と開き戸のすき間が内側からビニールシートで覆われ、粘着テープで目張りがされていたという。
同署は、現場や遺体の状況などから、３人の死因は一酸化炭素中毒で、死亡時期は１月中旬ごろと推定している。
部屋には携帯電話が数個あったといい、通話記録や３人が知り合った経緯などを調べている。
陸上自衛隊桂駐屯地によると、同駐屯地所属の女性は駐屯地内の寮に住んでいたが、今年１月上旬から所在不明になっていた、という。
同駐屯地は「女性の家族と連絡を取りながら情報収集している段階で、詳しいことは分からない」としている。
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