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ネット利用の集団自殺急増、中2少女や50代男性も
昨年の自殺者が3万2000人台と「高止まり」を続ける中で、インターネットを通じて知り合った人による集団自殺が急増している。
警察庁によると、昨年は前年より21人増の55人に上り、今年も4月末までに59人と昨年1年の統計を上回っている。
その大半を20歳代の若者が占めているが、今年に入ってからは中学2年の少女(14)や50歳の男性など、年齢層に広がりを見せているのも特徴だ。
これに対し、警察は有効な防止策を打ち出せていない。
同庁によると、ネットで知り合った人による集団自殺が目立ち始めたのは2003年からで、この年の死者数は12件34人。
昨年は19件55人に上り、内訳は20歳代30人(男性18人、女性12人)、30歳代14人、10歳代7人、40歳代4人だった。
また、今年3月には、神奈川県から家出をした中学2年の14歳の少女が、大学生らとともに栃木県内で自殺しているのが見つかったほか、
愛媛県内では50歳の男性がネットで知り合った女性と自殺している。
こうした状況に警鐘をならすため、2003年3月に山梨県内で20歳代の男女4人が起こした自殺未遂事件で、同県警は、4人をそれぞれ他の3人に対する自殺ほう助容疑で書類送検し、
「集団自殺は違法行為」との認識を明確に打ち出した。
今年4月には富山県警が、3人のうち、生き残った20歳代の男2人を同容疑で逮捕している。
一方、警察庁の有識者会議は今年4月、ネット上の具体的な自殺予告については、書き込んだ人物の個人情報を警察に開示すべきだとする報告書をまとめ、
接続業者の業界団体などに協力を求めている。同庁幹部は「自殺防止にさける警察力は限られており、警察だけで防ぐのは限界がある」としている。
(2005年6月2日12時53分 読売新聞)
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