06/11/24 02:41:10 mJxOi75s
初めて文字ばれ書いたけど…読みにくかったらごめんなさい。
第87話 3【さんにん】
扉絵は春川とネウロのそれぞれの持ち札。
春川は謎、パスワード、スフィンクス、オスワルド。対してネウロは、イビルスクリプト、アパッチ、奴隷、????。
ネウロと弥子は早坂兄弟から買ったアパッチでオスワルドに向かう。代金はダイヤだけでは足りなかったので弥子名義で消費者金融に借りたというネウロに、
この歳で多重債務者になったと叫ぶが月末までに返せば問題ないとスルーされる。
早坂兄弟は地上でネウロに売ったアパッチが横流され兵造されたものではあるが、オスワルドに対しては立ち向えるわけがないと断言していた。
一方、HALはさっそく空母に近付くネウロを発見。人間とは比較にならない知能、タフさ、脅しがきかず決して謎を諦めない執念を褒め称えるが、そんな怪物も今いなくなると独りごちる。
強化版スフィンクスは元々迎撃・攻撃専門のコンピュータなのでアパッチ一機ごときのミサイルなど豆鉄砲、かすり傷一つつけられないと、大砲で集中射撃し始める。
HALは今まで自分を滅ぼす可能性があるものは1%でも存在させてはならにのに、それを怠っていたと言いながらアパッチを粉々にするまでミサイルを撃ち込む。
ユキは双眼鏡でその様子を眺めながらHALの徹底振りに呆れるが、苦々しい顔でタバコを吸う兄に笑い所ではないのかと言う。
早坂兄は、ネウロ達は無謀に見えて無謀ではない、こんなことで終わっていたら自分達兄弟は敗北しなかったと忌々しげに答える。
その頃、ネウロと弥子はイビルブラインドでオスワルドに降り立つ。アパッチ自体を見えなくすることは不可能なので、空母に向けて撃ったミサイルのひとつに掴まって侵入したのだった。
スフィンクスの在り処は国防総省にハッキングし、事前に確認していたので迷わずそこへ向かう。
スフィンクスでは洗脳されたボクノ合衆国の兵士達がいたがイビルブラインドのおかげで誰も気付かない。
ネウロは弥子に、これからスフィンクスと兵士を倒し、自分がパスワード入力画面まで侵入したら弥子の出番だと手筈を確認、攻撃のため腕を振り上げつつ、
自分には解けるものだったかと弥子に尋ねるが、弥子は多分無理だと答える。そうか、とだけ返事をし、スフィンクスに最初の一撃を加える。
それに兵士とHALは一斉に気付く。ネウロはすぐ側にいた兵士達をスフィンクスの破片で攻撃、バリケードを作り、
弥子にバリケードが壊されるまで1分ほど、その間に全てのケリをつけるぞと言うと、コンピュータの中に入っていく。
コンピュータの画面にはパスワード入力画面が現れ、弥子は失敗したら大変なことになるだよなぁ、でも…と入力を開始。
場面は変わって、ネウロとHALが対峙する。2人の間はガラスのように透明な壁があり、それがパスワードだった。
ネウロは自分の奴隷がパスワードを解いていて、これが解ければあとHALを護るものは謎しかないと言う。
HALは鼻で笑い、ネウロでも解けないパスワードが弥子に解けるはずが無い、無理だと嘲笑う。
次の瞬間、ガラスのパスワードはパァァアンと音を立てて粉々に砕け散る。
弥子は平然とした様子で入力を終えていた。HALはバカな…と驚きを露にし、ネウロは最後の勝負だと言い放つ。