06/06/14 13:20:53 2qTuE0dT
文系クラスの犯人は厳島。
動機は大切な教え子であり恋人関係でもあった藍野が殺されたことへの復讐。
厳島は現在、藍野の子供を身ごもっている。→薬=つわり止め
最後は氏家とともに高遠に殺されそうになるが、「どうか私の息子の子供を産んでくれ」と
氏家にかばわれ、一命を取り留める。
厳島をかばって満身創痍の氏家はようやく心を支配していた怨恨の思いから覚め、
殺した生徒たちへの愛情を取り戻すとともに、深い後悔と懺悔の念を抱く。
そして「お前が私の生徒を奪ったんだ」「私はもうあやつり人形じゃない」
「お前にこれ以上人の憎しみを弄ばせるわけにはいかない」「これが私のせめてもの償いだ」
と言って高遠に飛びかかりナイフで高遠の腹を一突き。
高遠は抵抗しようとするもののかなわず、腹にナイフを一突きされ出血で倒れこむ。
そうして間もなく死を迎えようとする氏家は、
「茂呂井君、近衛君、絵波さん、海堂さん、鯨木君、霧沢君・・・・・・・・
君達はムラッ気はあるがどの生徒にも負けないくらい努力家で優秀な生徒だった・・・・・。
私は君達の頑張りをもっと認めてあげるべきだったのだ・・・。
父親であるはずの私が身勝手なために、秀治は過酷な境遇で育つことになってしまった・・・
その罪滅ぼしをしようと、私は影で秀治を支えることを決めて獄門塾に招き入れた・・・
それでも過酷な境遇には変わらなかったが、秀治はそれにめげず獄門塾でぐんぐん能力を伸ばしていった・・・
私はそんな秀治に夢中になっていた・・・・・・・・。
私は父親として秀治に接することしかできないからこそ、講師としてはどの生徒よりも秀治に情熱を注いでいた・・・
そうして、私はいつしか秀治以外の生徒の頑張りを認めてあげることを忘れていたのだ・・・・
君達があんな風に変わり始めたのも、秀治を殺そうと思い至らせたのも、
私の講師としての思慮が足りなかったからなのだ・・・
私は講師としても、親としても失格だ・・・・
みんな・・・・・本当にすまなかった・・・・・許してくれ・・・・・
秀治・・・・・・・・ダメな父親で本当にすまなかった・・・・秀治・・・・(絶命)」
氏家の最期を金田一たちは静かに看取る。
そして刺されて倒れていた高遠がいきなり起き上がる。
「とんだ茶番でしたね・・・・」などと言って立ち去る。
後はいつものパターン。
-獄門塾終了-