03/10/26 08:09 nX1uPlod
(「ツバサ」の発想はどこから)
まず考えたのが、「マガジンらしいもの」よりも、良い意味で、「浮いてる」作品を是非
やってみたいと。そういう風に考えていったときに、リアルなスポーツものや学生ものより、
現実設定ではないファンタジー的な要素がある作品にしてみたいなと4人とも意見が一致し
ました。それからもうひとつ、「CLAMPがこれまでに描いてきた作品を全て繋げる」と
いうことを、今回やってみようと思いました。ですから、「ツバサ」には小狼とさくらを始
め、CLAMPがこれまでに描いてきた色々な作品のキャラが登場しています。
これまでにも「X」などで部分的にやってきたんですが、今回は集大成的に「CLAMP
作品全てを繋げる」ようなことが出来たらと思っています。
ただ、そのために「CLAMP作品全ての繋がりを知っている人」を描く必要があったん
です。それが「×××HOLIC」の壱原侑子ですね。
これも以前からの構想なんですが、「ひとつの物語をふたつの視点で描く」ということが
出来ないだろうかとずっと考えていて。そうなると最初の部分に関してだけは、どうしても
タイムラグなく、すぐに読者の方が読めるように、週刊誌、それも毎週の発売日があまり間
のあかないもの二誌が良いなと思ってはいたんですが、なかなか機会と場がなくて。今回
『マガジン』と『ヤングマガジン』両誌にご理解頂いて、やっと実現できました。
まず「×××HOLIC」の連載を先にスタートして、少しずつCLAMP作品のキャラ
クターを登場させる前フリをしておいてから、「ツバサ」に繋げていく。そして、『ヤング
マガジン』の5月19日発売号の「×××HOLIC」で、侑子さんのところにさくらと小
狼がやってくるようにして、同じ週に発売される『少年マガジン』の5月21日発売号から
「ツバサ」が連載スタートして、同じくさくらと小狼が侑子さんのところにやってくる、と
いう構成です。どちらも、小狼の「さくらを助けてください」という同じセリフで終わるよ
うにしたんです。これを同じ週にするために、日数を計算して連載開始時期を決めてもらっ
たりしましたのでたいへんでした(笑)。
41:名無しさんの次レスにご期待下さい
03/10/26 08:09 nX1uPlod
(「×××HOLIC」にも、CLAMPキャラクターが続々と登場してくるんですよね?
との質問に)
そうです。ただ、それが本筋というわけではないんですけどね。
「ツバサ」に出てくるCLAMPキャラクターは、特に物語の中で明記されていない場合
は、基本的に元の作品とは別設定で登場して来ます。パラレルな存在なんです。色々な世界
があって、それぞれにさくらちゃんが存在している、という考え方です。だから、全てを見
通せる侑子さんから見ると、「カードキャプターさくら」のさくらちゃんもいるし、「ツバ
サ」のさくらちゃんもいるし、という状態なんです。存在としては全く別個で、ただしキャ
ラクターの本質、侑子さん曰く、「魂は同じ」ということです。ですから、「ツバサ」には
今、「ちょびっツ」のちい、「聖伝」の阿修羅王も出て来ていますが、全く別設定です。
CLAMP作品にくわしい方ほど、読んでいてかえって混乱してしまうかもしれませんね。
亡くなったりしたキャラクターが、「ツバサ」では、別世界で幸せに暮らしているわけです
から(笑)。
基本的に、そのキャラクターの元の作品を知らなくても読めるようにするつもりです。だ
から元の作品を知っている方は、特殊なお楽しみという感じで、元の作品は元の作品として、
別設定で登場したキャラクターを楽しんでもらえたらと思います。
42:名無しさんの次レスにご期待下さい
03/10/26 08:10 nX1uPlod
(タイトルについて)
まず漢字のタイトルは嫌だったんですよ。それと、いかにもファンタジーっぽいタイトル
も避けたいなあと。単語で、なおかつ簡単で、世界観を表せるものということで、かなり悩
みました。「ツバサ」というのは、主人公たちが色々な場所に移動していくお話なんです。
そして「ツバサ」というアイテムがこれから重要な役割を果たしていきますので、そういう
意味を込めています。
(サブタイトルは)
一時、こっちをタイトルにしようかとも思ったんですが(笑)。
意味は「RESERVoir」は「貯める」、「CHRoNiCLE」は「年代記」です。
これもお話に関わるある意味が込められています。
(主人公が小狼なことについて)
小狼が主人公ですね。今回、さくらちゃんはヒロインという扱いですので。
うちは、確かにキャラクターはたくさんいるんですが、きちんと恋愛が成就していて、幸
せに一緒に暮らしている人達がとても少ないんですよ(笑)。「20面相にお願い」もある
意味うまくいっている二人なんですが、玲君は少年まんがの主人公にはちょっと難しくて。
とにかくハッピーエンドで終わったカップルが少なくて、ほとんどのカップルは、うまくいっ
てないか、片方が死んじゃったか、片方が死んじゃったか、片方が死んじゃったか…なんで
す(笑)。
そうすると「好きな子を守りたい。そのために強くなりたい」という物語にぴったり当て
はまるのが小狼だったという感じですね。
(小狼は「ツバサ」では何歳?)
14~15歳くらいを意識して作画しています。
43:名無しさんの次レスにご期待下さい
03/10/26 12:30 fWDqs8kd
>>40-42
要するに、あれか。
週間の少年誌で、しかもマガジンで、自己満足なオナニーショーダウンがしたかった訳だな?
しかも2誌の編集さんに苦労を強き、連載時期の調整までしてもらってまで。
それで金が取れるオナニーショーなら喜ばれもするだろうが・・・
見てる人間を満足させる事が出来ないショーを繰り返しているようでは、ショーの内容を罵られて当然。
>良い意味で、「浮いてる」作品を是非やってみたいと。(略)
>現実設定ではないファンタジー的な要素がある作品にしてみたいなと
「RAVE」は? 「KYO」は? 現代だけどファンタジーな要素溢れる「ネギま!」は?
つまりこれは 「悪い意味」 で 「浮いている作品」 だと?
(確かにそうかもしれんが)随分と失礼な発言だな。
ちゃんとマガジンの連載作品を見た上で言っているんだろうか。
「浮いた作品」になっているという作戦は成功しているわけだが・・・「良い意味」でそうなっているかどうかは別にして。