06/11/04 10:25:34 0
もうかなり昔の話だが、小学6年のプールの授業での出来事。
クラスでもまあまあ人気のあった子のパンツが廊下に落ちていた。
おそらくタオルか帽子にくっついていたか何かで・・・
俺は放っておこうと思ったのだが彼女が恥ずかしい思いをすると思い、
パンツを拾いプールへ向かった。ちょうどそこへ帽子を忘れたらしく彼女が戻ってきた。
誰もいない所で渡せると思い安心して「廊下に落ちてたよ・・・」と
言ったとたんいきなりビンタされた。
俺はキレて彼女のパンツを持って走り出した。プールにいる皆に晒そうと思った。
もう頭に血が昇ってたんだろうな。プール直前で男子仲間に向かって
「○○のパンツ廊下で見つけたぜー!」と叫んだ。
笑いを取ろうとパンツを頭にかぶった!つぎの瞬間・・・・・・・・・・・
パンツの匂いでゲロを吐いてしまった。仲間の数人ももらいゲロをした。
彼女は教室で泣いていたらしくこの件は知らない。
パンツは焼却炉へパンツは捨てた。幸い数人の男友達にしか知られずに済んだ。
それから1ヶ月くらい不登校になった彼女の家に毎日謝りに行った。
授業のノートを持っていったりもした。申し訳なさでいっぱいだった。
彼女が学校へ出てきたのはそれから半月ほどしてから。
その後、中学高校は彼女と同じ学校だった。あの一件以来彼女が心配だった。
高校3年ある日彼女が学校を休んだ。連絡も入ってないらしくみんな心配した。
俺はなぜかいやな予感がしていた。学校を早退して彼女の家に行った。
呼び鈴を押すが彼女は出てこない。両親は共働きなのでいないのは知ってた。
30分経っただろうか。彼女の家の前に座り込んでいると・・・・・
向こうから彼女が歩いてきた。病院の帰りだった。
「学校どうしたの?」「そ、早退した。」「具合悪いの?」「なんでもない」
そんな会話をした。彼女がお茶でも飲んでいけというから家に入った。
俺はあのときのことが気になってそのことを謝った。
彼女は笑った。
「そんな過去のこと気にしてないよ。不登校になったのはあなたに嫌われたと思ったから。」
ちょっと顔を赤くしてこう言った。それからいろんな事を話した。
帰り際に俺はカバンから包みを取り出して渡した。
「あのときのパンツ弁償するよ。」
長かったやっとパンツを返すことができた。心の荷が下りた瞬間だった。