06/04/16 19:04:54 Za6gul4H0
異邦人
中大生が東に向かい 両手をひろげ
儚く散った夢を まだ追いかけている
その姿は きのうまでの 何も知らない俺
あそこにこの指が 届くと信じていた
早稲田慶応 東大上智
落ちた日の帰り際 歩いた道
彼らにとって 俺はただの通りすがり
ちょっと ふり向いてみただけの中大生
都心へ行く人の波に 身体を預け
北風吹く裏道を ゆらゆらとさまよう
楽しげなsmile 賑やかなvoice 歌うようなざわめき
俺を置きざりに 過ぎてゆくうつろな日
時間過ぎれば 心の傷が
なぜかしら癒えてゆく 不思議な道
あの不合格通知 火の中に投げ込み
あとは哀しみをもて余す 中大生
あとは哀しみをもて余す 中大生