【宿命の対決】官渡の戦い【袁曹両陣営の思惑】at WARHIS
【宿命の対決】官渡の戦い【袁曹両陣営の思惑】 - 暇つぶし2ch173:無名武将@お腹せっぷく
11/12/19 14:12:50.37
フジは地上波独占だから、NHKも含めてだろ
だいいち、過去に決勝トーナメント進んだことあったのか?
もっと言えば、「他の民放と同じ」が理由なら
何で他方ではフジだけサッカーを愛してるって言い切ってるんだよ
お前、ホントバカだな

174:無名武将@お腹せっぷく
11/12/19 16:50:17.42
 ↓婿蛆虫

 |___
. /    (^+^ )  クソッタ蛆虫乙www
/    /    \    クソッタ蛆虫が名無し潜伏を始めたな・・・
     | |   | |
___/ /__.| |___
   //   //
   (Ξ´  ‘ミ)



.   | 'ー`)し  ゆうちゃん・・
.   と ノ    すっかりニートになってしまって・・・
.  | /___
. /    (^  )彡  !?
/    /    \
     / |    , / ))
____/ /| _/ /___
     ̄(⌒__/
       ̄


.   |   
.  |彡サッ
.  |__      うるせぇ!
 /  (    )  ババァ!てめぇもクソッタ蛆虫の回し者か!!!!!
/    γ⌒\
7``)  / /  \
.`ヽヽ / X  ミ ヽ
  ヽ___ノミ\   \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

175:宋憲 ◆5HLANJUDJo
11/12/19 18:23:45.70
【汝南北西・召陵】

中原と言うだけあって平野が多いようだな……騎馬を走らせるに悪くはないが。

(汝南の大地を見渡すと幕舎に入り、魏続/侯成/朱霊/臧覇の四将と協議を行う)

我らが陣を築いたのは汝南北西部の召陵だ。
此処のすぐ南には定頴。さらには南には呉房。
東は汝陽であり、北東には西華が位置する。
南東は……広い平野が続いており、そのずっと先が固始となる。
北西は“兗州”《エンシュウ》であり、此処を抜かれるわけには行かん。

召陵と定頴さえ押さえておけば、許昌への戦火は未然に防げようが、受けた命は賊の殲滅。
手柄を後続にくれてやるまで、のうのうとは出来まい。

魏続「召陵を朱霊。定頴を臧覇に任せて、機動力のある騎兵のみで進軍しようぜ。急襲して蹴散らすべし、だ!」
侯成「まあ待て、受けた命令は殲滅でも、一旦は降伏を促してみてはどうだ?」

ふむ……つまり降伏に応じた賊将を殺すと言う訳か。
烏合の衆だけになれば乱の鎮圧も容易いが。
それには、降伏したくなるだけの力を見せつけねばならん。
まずは魏続の案で敵と一戦し、敵にある程度の損壊を与えた所で賊に降伏を呼び掛ける事としよう。

朱霊「情けない事だ……卑しくも漢朝の官軍を率いる将が、汚い騙し打ちの相談とは!青州兵も納得すまい!」

朱霊、主公は策を使っても良いとおっしゃった。賊を皆殺しにせよとも、だ。
それに青州兵の見ていない場所で賊将を殺せば、後はどうとでも処理できる。
相手の方から襲いかかって来た……とかな。
土虫の如き賊相手に信を持って当たり、却って乱を長引かせる結果になってはどうする?
平時ならじっくりと攻めるのも良かろう。しかし今は袁紹の脅威が迫っているのだ。
この危難には我らも当たらねばなるまい。反乱の収束には手間取れぬ。
貴公も我々と一致団結して汝南制圧に当たってもらうぞ、良いな、臧覇殿もだ。
進軍は兵糧を用いた後に開始する事とする。各々準備されよ!

(そう念を押すと斥候に周囲の探索を命じ、自らは幕舎の外に出て魏続侯成と共に騎兵部隊の編成を始める)

176:無名武将@お腹せっぷく
11/12/19 19:20:46.65
八戸、荒砂貸す

177:顔良 ◆CaOJ2IWD1OA8
11/12/19 20:49:28.04
>>147
陳琳に喝を喰らい、顔良はばつが悪そうに元の場所へ戻った。その表情は先程より露骨な不快感が出ていると自分でも分かった。

顔良「(一介の文官が生意気な!たかが紙と筆で何ができるというのだ?!)」
----「(紙で敵兵が殺せるか?筆で万人の腹を満たせるか?ワシはお前よりもよほど役に立っておるわ!)」
----「ふーっ…」

まるで自分自身に落ち着けと諭しているかのように息を吐く。
…そして、再び彼の弁舌に耳を傾け始める。其の言は例えるなら枯れた川に再び水が流れるがごとく、悠々として徐々に増幅していく。
陳琳が話し終えた時、自分は自然と拍手を送っていた。己の中の闘争心がふつふつと沸き上るのを感じる。
それから顔良は彼の前までどしどしと力強く踏み出し、袁紹から授けられた宝剣を鞘から抜いて、大声で叫んだ。

顔良「諸兄、聞かれたか!!我らの敵は同じ袁家の閣僚ではない、曹操じゃ!」
----「今、陳琳はその旨を全員の胸に刻ませるべく堂々と弁を述べられた。」
----「我々が袁本初殿にお仕えしたのは金や名誉のためばかりではないだろう?天下万民の為ではないか!」
----「…いや、だったと言おう。ワシも含め、皆がその志を見失い、腐ったようなことばかり考えておったわ。」
----「この顔良が文官に焚きつけられるとは思いもせんかった、今こそワシらの雄姿、天下に知らしめるのじゃ!!」

その勢いで顔良は手にした宝刀を勢いよく振り下ろした。ヒュンッ!と風を切る音がする。

>>163
梁岱「心中お察しいたします殿。」
----「顔良殿もそれがしも死力を尽くして戦いまする。」

顔良「決して無理をなさらぬように。あなたは我々の大切な御旗だ。」
----「この戦は殿あってのものですゆえ。」

(全員に命を伝えた袁紹に一礼し、部屋を出て行く。)

178:顔良 ◆CaOJ2IWD1OA8
11/12/19 20:49:39.91
【出陣式にて】
この日の空は、驚くほどに青かった。陽光が兵士達の得物や鎧に反射する。
顔良は黒毛の軍馬に跨り片手には大長刀、腰には柄に装飾のある剣を佩いている。
鎧は黒色、兜には飾りが付いており、敵は一目でこの男を袁家の大将と認識するだろう。
脇には副将の梁岱。二振りの剣を持ち、その腰には更に短剣が二対差してあった。
袁紹の出陣の号令と共に兵たち、そして顔良、梁岱も気炎を上げた。

顔良「開戦だ!!皆それぞれ己が役目を成せ。生きろ、全員生きて日の出を見ろ。これがワシからの命である!!」

兵団「オオオーッ!!」

剣や槍を太陽に向け突き出す兵士達。顔良はそれを誇るように見ていた。
そして、梁岱に静かに語りかける。

顔良「…戦で生き残れる者は二つに分けることができる。」
----「一つは戦で人間を殺すことに快楽を覚えた者。もう一つは己の中にある死の恐怖に打ち勝った者だけだ。」
----「信念などは戦場で苦境に立たされればたいていのものは折れるだろう。同胞の死を嘆くことも意味を持たぬ。」
----「そんなことより眼前の敵兵に一太刀でも浴びせろ。それが一番の弔いになる。」

梁岱は顔良の言葉に黙って頷いた。

【本営】>>167

顔良「御意ッ!!」

沮授の命に威勢よく応じ、再び馬に跨った。

顔良「出立するぞ!お前たちはワシに続けぇ!!」
----「無理はするな、伏兵が現れれば直ちに退け。勇を誇り立ち向かうなどしてはならぬ。」
----「旗指物を立て、堂々と進め!!我々全員が袁家の御旗の下にあることを忘れるでないぞ!」

兵団「オオーッ!!」

(顔良の隊が進軍を開始しました)

179:沮授 ◆.pDAHD/fcA
11/12/20 01:09:58.45
【第一路軍・軍中】
張郃「さあ、高覧ッ!!」
----「俺達が栄えある先陣を承った訳だが、さて…」

高覧「都督殿はなぜ顔良殿でなく我等を先鋒に起用したか、気にならないか?」
----「俺はそれが何だか、ちょっと引っかかる」

張郃「決まっているだろ、それは俺達が監軍殿の策をもっとも理解しているからだ」
----「お前と俺以上に、あの御方の脳裏に閃く策謀を忠実に戦場に描ける将はいない」
----「顔良殿や文醜殿には、あの御仁たちの『色』があるが俺たちにはそれがない」
----「つまり、真っ白なんだよ」

(河北軍の中で、実は監軍という役職はもう存在しない)
(袁紹の信頼を失いつつある沮授が、讒言によって都督として逢紀や郭図と権限を)
(分け合う事態が現出した事で、河北軍における統制の揺らぎが起こったのはいわば必然であった)
(この二人には、それに心を痛める気持ちはあったのだが…)

高覧「やれやれ、お前らしいな」
----「変に馬鹿正直な所もあるのに、妙な所で機転が利く」

張郃「なあ朋友」
----「突然話を変えて悪いが監軍殿は、焦っている気がするんだ」

高覧「と言うと?」

張郃「あの監軍殿があんな性急な策を立てるのには、何か裏がある」
----「ちょっと、それはあの眼前の砦を叩けば分かってくるかもしれないな」
----「だから、朋友」
----「俺が軽騎を率いて、試しに当たってみよう」
----「まあ、ちょっとした腕試しだな!!」

(清々しく言い放つと、張郃は周りの校尉達に指示を与え一軍を編成する)

張郃「さあ、お前達ッ!!」
----「白馬義従を叩きのめしたその力、俺に見せつけてくれよ?」

一同「ウォォォォォォッ!!」

(延津に向け、張郃隊が進撃開始!!)

180:無名武将@お腹せっぷく
11/12/20 01:22:40.05
ぐっ

181:無名武将@お腹せっぷく
11/12/20 13:46:37.00
299 :クマッタ蛆虫@煮糸覇王 ◆.pDAHD/fcA :2011/12/20(火) 01:19:34.57
そういや小魔玉さん

俺様思うんだけど、戦闘どうしましょ?
別にいっそのことレスの末尾で損害数決めちゃうとかでもいいですけどw


300 :クマッタ蛆虫@煮糸覇王 ◆.pDAHD/fcA :2011/12/20(火) 01:20:11.29
しっかし久しぶりですねぇバリバリのバトルはw

ってか史実通りの悲劇的なオーケストラにするか考え中
必要な人物はある程度準備したので、いつでも流れるように書ける訳ですがw


182:無名武将@お腹せっぷく
11/12/20 20:13:38.39
蛆虫のなりきり馴れ合いスレ新党蛆虫^^^

183:曹操@司空  ◆.c.c.k.k..
11/12/20 21:39:22.39
黄河中央部に位置する大きめの中州にて警戒に当たっていた監視兵より、
張郃軍、そして顔良軍の進撃を伝える報が延津砦に届けられた…

【兗州・延津砦】
兵士「前方より敵影確認!!先陣と思しき一団の旗印は『張』とあり、
   後続にも数多くの旗が靡いており、兵数は少なく見ても二万を
   超えていると思えます!!」
于禁「ついに来たか…」
趙儼「相手は二万以上、当方は二千…彼我兵力差は十対一」
于禁「かかかっ、普通では勝てんな」
趙儼「笑われている場合では御座いませぬぞ、于禁殿」
于禁「何、余裕のあるところを見せておけば兵士達も気が休まろうて」
趙儼「左様ですか。して、先陣を率いているのが袁紹軍の二枚看板である
   顔良と文醜ではなく『張』の旗印をした者とありますが…」
于禁「元は冀州刺史であった韓馥麾下の将であった張郃であろうな。」
趙儼「名は聞いた事がありますが、袁紹幕下では新顔の類に位置する将と
   思えますが…顔良と文醜を差し置いての先陣とは何らかの理由でも?」
于禁「理由は無かろう。逆に張郃を使う立場に立って考えれば、先陣で功を
   立てれば儲けものと思う程度だろう。」
趙儼「失敗すれば若将に責任を取らし、改めて二将を用いると言うことですな」
于禁「しかし若将とはいえ先陣を率いる者、気を緩めずに対処していくが、
   彼等との戦いは事前に司空殿が進撃を想定されていた対応に沿って進めるゆえ
   まずは広場にて兵士達を集めよ」
趙儼「ははっ!!」

【兗州・延津砦内の広場】
于禁「愚かにも袁紹軍が我が領内に侵攻してきた!!敵の数は我が軍を凌駕しようが
   私が延津砦の守備を任されてから今日まで、準備に準備を重ねて来た…
   相手が十倍もの兵で攻め寄せようが地の利も此方側にある!!」
趙儼「もちろん狙撃用の弓矢も食料も十分に保有している」
于禁「これより徹底した専守防衛策を以って敵に相対するゆえ、敵が攻めて来たときは
   砦より狙撃し、それ以外の時は“どのようなことがあっても”敵の挑発に乗らず
   迎え撃つ事はせぬ!!時間を出来る限り稼ぎ、司空殿の援軍を待つのだ!!」
趙儼「さぁ皆の者、籠城の仕度を整え持ち場を固めるのだ!!」
一同「おおおおおおっ!!」
于禁「趙儼、これより司空殿に袁紹軍の襲来と援軍の要請を出すが…」
趙儼「存じております、わざと敵の目に付くような形で使者を出すのですね」

※延津砦の守備兵は約2000人。籠城に際しての食料や物資の補給、黄河の延津側の
 封鎖作業などは万全ですが、何故か不可解な籠城策を採る曹操陣営。

184:曹操@司空  ◆.c.c.k.k..
11/12/20 22:58:57.65
【許昌・司空府】
曹操「では荀彧よ、予は官渡城に向かうゆえ留守を頼む」
荀彧「ははっ!!」
曹操「それから車騎将軍の董承と偏将軍の王子服を呼んで参れ」
荀彧「分かりました」

           (暫くして)

董承「お呼び…でしょうか、司空殿…」
曹操「何をそんなに怯えておるか、董承よ」
董承「い、いえっ…そんな訳ではありませぬが…」
曹操「貴公らに伝えたき事があるのだが」
両名「………(ゴクリ)」
曹操「此度の袁紹との戦に於いて、貴公らも予と共に参戦するように」
両名「参戦ですと?しかし我らは陛下の側に仕える者として…」
曹操「戦時に際しての人事権は予にある事を知らぬ貴公らではあるまい、
   これは厳命だ、よいな!!」
両名「………ははっ」

※許昌には荀彧、孔融、鍾繇が残る。そして何故か曹操の陣容に
 組み込まれる形となった車騎将軍・董承と偏将軍・王子服。

~その翌日に官渡城に向かう曹操軍~

通常、数万の人数の行軍であれば許昌から官渡城まで三日は要するところ、
曹操は半分の一日半で到着。当然、脱落した者も多いが遅れてでも官渡城に
向かうように厳命されていた為、全ての兵士達が官渡城に集結。

【司州・官渡城】
曹操「これより軍議に入る、郭嘉と賈詡は参軍として予の側にあるように」
両名「ははっ!!」

※第一、二、四、五軍が各3000人。曹操本隊が5000人。その他に
 輜重兵や斥候などを含めて約20000人が今回の戦いに動員できた兵数。
 袁紹軍の100000人以上に対して彼我兵力差は五対一。劣勢である。

185:陳琳 ◆GBBXFwEfac
11/12/21 01:57:33.43
>>156>>164>>167>>177
(言葉を終えたとき、陳琳の憤怒は身体から抜けきっていました。
確かに、陳琳は激情家でした。余りにも激しい感情の起伏を持っていました。
しかし、昂揚すればするほど、言葉が激烈になればなるほど、思考は冷静に冴え渡らせることができました。
かれは殆ど先天的な嗅覚で、人の心を掴む話法を心得ていました。
激情を薄い論理のオブラートで包むやり方。言葉の選び方。順序。間の取り方。抑揚のつけ方。視線。身振り手振り。
それぞれ、無意識のうちに最良のやり方を選択していました。
もっとも、それができるのは昂揚が一定の度を越し、言葉を迸らせている間に限ったのですが。
言葉を終えてしまえば、ただの文官がそこにいるだけでした。

(こそばゆいな……そんな気持ちで拍手を浴びていると、顔良将軍がこちらにやってきました。
私の馬鹿! さっきは何てことをしてしまったんだ。皆の面前で、事もあろうに顔良将軍に怒声を浴びせるなんて!
しかし、顔良将軍は陳琳を怒りませんでした。陳琳は、ぼうっと将軍の背中を見ていました。
姿は、不落の城砦。声は、大地の鳴動。宝刀の唸りは、億の言葉よりも説得力がありました。

(顔良将軍っ!   今度は陳琳が夢中で拍手する番でした。誰よりも大きな拍手をしなければ。
この私の拍手で、今どれだけ感動しているかを皆に伝えなければならないのだから!
そして、陳琳はその高揚のままに袁紹殿と田軍師に答えます)

殿、ありがとうございます。ありがとうございます。田軍師のこと。本当にありがとうございます。
前線では殿のご期待に応えてみせますよ。
田軍師。四つの遺言しかと脳漿に刻み込みました。大丈夫、一字一句忘れはいたしません。
しかし、まとめたものを軍師に読んでいただけないのでは無念です。
お元気な時に読んでいただきますから、牢の中ではお達者で。

(陳琳は心に決めました。平凡なものにはしないぞ、と。
その夜──出陣式を前に、陳琳は顔良の私邸を訪れました)

将軍……夜分に申し訳ありません。軍議でのことを、謝罪に来たのです。皆の面前で、将軍の面子を潰してしまいました。
お望みなら私を鞭で打ってください。一度直接謝罪しなければ、気持ちが納得いたしません。
将軍に、陳琳はわれを侮っていると思われては悔しいのでございます。
侮るなどとんでもない。本当は、むしろその逆なのです。何というか……

                        ____
                      /      \
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                   |    (●)  (●)   |   ……そのう……
                    \    (__人__)  ,/
                   ノ     ` ⌒´  \

186:沮授 ◆.pDAHD/fcA
11/12/21 02:05:00.24
>>183
【第一路軍・先鋒隊】
張郃「さて」

校尉「中郎将、これは…」
----「ちょっと、いやかなり厳重な城塞でございますね」

張郃「だなぁ」

(少々呑気な表情で、張郃は呟く)

張郃「お前ならどうする?」

校尉「うーん、とりあえず高覧様を待ちますね」
----「我等は軽騎で五千、後に続く高覧様は弩兵や歩兵が主体で一万五千」
----「相手方はどう見積もっても二千は超えないでしょうし」

張郃「相変わらずお前は面白くないなぁ」
----「確かに、『十囲五攻』って言葉がある」
----「十倍の兵力差があれば包囲して攻め潰し、五倍なら攻めろ、それ以下なら…って話だ」

校尉「そんなもん常識じゃないですか」

張郃「そりゃそうだ」
----「俺達は二倍、攻めたら大火傷ってところだな」
----「だから夜まで待って、糧道を探り襲撃するとしようかw」

校尉「なるほど、それは名案だ」
----「嫌がって出撃してきたら仕掛ければいい訳ですね」

張郃「ま、そういうことだな」
----「それに、アイツ(高覧)が渡沙する時間も稼げるから悪い話でもないだろ」
----「本格的な攻囲はそれからでも遅くないだろうしな」

(張郃隊は夜な夜な出撃し、兵站路を襲い始めるようです)

187:陳琳 ◆GBBXFwEfac
11/12/21 02:06:55.02
>>185の続き

私は、将軍に憧れておりました。
あの日、平原での練兵を見たときから。

一つお願いがございます。聞いてくださいますでしょうか。
私は参軍として前線に行きます。文人としてこれほど嬉しいことはありません。
見たもの。聞いたもの。それがどれだけ酸鼻を極めるものであろうとも………
私は、その全てを己の筆で書き尽くしとうございます。
─その中には、田軍師のことも書くつもりでいます。

それで、お願いというのは。
私に、顔良将軍の詩を作らせていただけないでしょうか。
明日は出陣の日です。
私は延津へ、将軍は白馬へ発ちます。今日しかお願いする日はないのです。
策戦が成功したら、許で真っ先に将軍にお見せします……。

188:陳琳 ◆GBBXFwEfac
11/12/21 02:34:01.36
(陳琳が会ったのは、顔良将軍だけではありませんでした。河北に来てから数年が経過していました。
その間に、親しい友人もできました。そういった友人たちが、こぞって出陣を控える陳琳の邸宅を訪ねてきたのです。

「陳君、君がいないと寂しくなる」

(と、率直に伝えてくれる人もあれば、

「見たまえ。何と星が綺麗なのだろう。陳君が征旅し、我々が集まることも稀になるというのに。
吉日に、良い風、良い光のもとで、気の知れた連中で楽しく一杯。いつもそうありたいのに、中々出来るものじゃない。
さあ、一杯飲んでくれ。黄河を下ったら、我々友人と会うことも難しくなるのだから」

(と、長口舌を振るう人もありました。
一人の提案で、庭で杯を交わすことにしました。
椅子を運んで、満天の夜空の下で、月星や庭の草木を肴に騒ごうというわけです。
酒は何巡したでしょうか。どれだけの詩が交わされたことでしょうか。いくつの別れの言葉がかけられたことでしょうか。
親友達は、顔を真っ赤にして泣いたり、笑ったり、大賑わいです。


(ああ、私には、こんなに良い友人も居たのだな。普段は気づかないだけで、皆、私を気にかけてくれている。
戦の結果がどうなろうと、彼らが辛い目に遭うようなことにだけは、なってほしくない)

諸君、私は必ず戻ってくる。いいか、河北にその人ありと言われた沮授監軍に附いて、河北の参軍をやるんだ。
きっと良い土産話ができる。だから私が戻ってくるまで元気でいるんだぞ。
お前のところの、もうすぐ生まれる子供にも奥さんにもよろしくな。
お前は、俺が戻ってくるまでには弟と仲直りしろよ。
お前は……

(後は、言葉を続けられませんでした。気持ちが溢れて。胸が詰まって。何も言えませんでした。
目からどっと涙が溢れました。友人達は笑って背中を叩いてくれました。
その夜は、一つの寝台で友人達で同衾です。
ぎゅうぎゅうになりながら、皆で大いびきを立てました)

189:陳琳 ◆GBBXFwEfac
11/12/21 02:45:48.21
(翌日未明。出陣式に臨んで、陳琳は心を戦場に馳せていました。
その思いは、自然と彼に文章を書き起こさせました。
長い長い、袁曹の戦いの間、絶えず書き続けられる長い文章の、これが書き出しでした)


                            パラッ

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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(三三三三三三三三三三三三三三三(






190:陳琳 ◆GBBXFwEfac
11/12/21 03:01:55.51

        / ̄ ̄ ̄\
        /          .\
     /   ::::\::::/::::  ヽ      『私の信念……
      |   (●):::::(●)  |
     \   (__人__) __,/        私はここに、この戦で見たもの、聞いたもの、
     /   ` ⌒´   \        全てを書き記す』
   _/((┃))______i |
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄| ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/  /_____|____ヽ..  \
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'
     カリカリ






191:陳琳 ◆GBBXFwEfac
11/12/21 03:12:14.66

        / ̄ ̄ ̄\
        /          .\
     /   ::::\::::/::::  ヽ     『それは断じて事実の糟粕(残り滓)などではない。
      |   (●):::::(●)  |       まさに今日をもって……』
     \   (__人__) __,/
     /   ` ⌒´   \
   _/((┃))______i |
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄| ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/  /_____|____ヽ..  \
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'
     カリカリ



       ___
     /\  ,_ \
    /(ー )゛(ー ) \      …………
  /:::⌒(__人__)    \
  |  l^l^ln ⌒´       |
  \ヽ   L        /
     ゝ  ノ
   /   /






192:陳琳 ◆GBBXFwEfac
11/12/21 03:18:21.59

        / ̄ ̄ ̄\
        /          .\
     /   ::::\::::/::::  ヽ      『 文 章 の 勝 利 が始まるのだ。
      |   (●):::::(●)  |
     \   (__人__) __,/        建安五年 二月  陳孔璋』
     /   ` ⌒´   \
   _/((┃))______i |
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄| ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/  /_____|____ヽ..  \
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'






193:陳琳 ◆GBBXFwEfac
11/12/21 03:58:41.27
>>183>>186
(軍が延津に到着すると、陳琳は張?率いる先鋒隊に加わった)

ほう、なるほど。小回りの利く騎兵は敵の兵站を攻撃するのに有用なのですな。
そして襲撃は敵に気取られにくい夜にするのが良い、と。勉強になります。
ただ、夜襲は敵も想定しておる所かもしれません。
闇夜に紛れて逆に奇襲を受ける危険はありませんか?

(沮監軍は、この人を「使い物になる」と言ってたな。会ってみると、自信がありそうだ。落ち着いている。
この人がどんな戦いをするのか楽しみだ。無理を言って、前線の中でも最前線に出てきたんだ。
命の危険がある以上は、収穫は相当大きくないとやってられないぞ)


「于禁を叩けば策破れし事で焦る白馬の伏兵は必ずや、こちらに向かって現れる。
そこを頸兵にて急襲し、敵の戦意を挫くのだ」

(陳琳は沮授の言葉を浮かべました。沮授は于禁に猛攻を仕掛け、半年で許を落とす、自分にはそれができると言っていました。
今、沮授は、諦めていた「自分の戦」の指揮を執っています。
壮絶な戦いを見せてくれるのか。陳琳は、内心で期待していました)

張?殿。もし兵站を襲うのであれば、その隊に私も混ぜていただきたい。
先ほどの懸念は懸念として、私は置いていかれるのは嫌なのです。
今のうちに仮眠をとっておきます。

(かれは軽く礼をして下がりました。陣幕を出てあたりを見回すと、本当に自分が戦場にいるのだと実感しました。
物々しい兵の気配。人生が旅だとすれば、死はその最後の到達点。兵は、その到達を極度に早める戦場に身を置いている。
そして自分も。
身体が震えてきました。
しかし、ここに来るのは自分が望んだことなのです。
陳琳は自分の頬を打ち、気合いを入れ直して参軍の陣幕に入りました。
横になって目を閉じると、次に目を開いたときには、もう夜になっていました)

194:曹操
11/12/21 07:16:39.62
166cm8*kgのDカップで体毛が濃いめ?で自分の体に自信が無くて、攻められるH経験はゼロです。
今はオモチャで膣内開発を目指しています(笑)
そんな私に受け身のHの楽しさや気持ち良さを教えてくれるひと会える方いませんか?

195:無名武将@お腹せっぷく
11/12/21 10:41:34.78
新党住人による馴れ合い学芸会

196:無名武将@お腹せっぷく
11/12/21 11:54:15.82
366 :小魔玉@三戦板の失地王  ◆.c.c.k.k.. :2011/12/20(火) 23:37:58.19
神ちゃんは今夜も元気なようでw

>>324
メッシは完璧すぎて面白みが無い…ってなとこですかね?
と、不完全さゆえにオイラが好きだったのがロナウドだったんですがw
(ちなみにクリスティアーノではなく、出っ歯のほうです)

しっかし、NHK紅白の歌が発表されましたが、やたら絆をテーマにした曲が
多い気がしますが、韓流よりマシなのでイイんですけども…

そうそうです、《クマッタさん潜伏》ってな餌を投げたら一人釣れたので
それはそれで善しとしてくれたらオイラは嬉しいですが( ^∀^)ゲラゲラ


197:汝南賊 ◆H/lJ4S3RGg
11/12/21 23:45:59.43
【汝南・汝陽・賊本営】
>>175

斥候 「劉大将!申し上げます!敵は召陵と定頴に入城した模様です!」
劉辟 「そうか。」
龔都 「やっぱり着やがったか!」
劉辟 「予想通りの流れか。」
龔都 「兵はどのくらい引き連れてやがんだっ!?」
斥候 「ハハ!龔副将!実数は不明ながら数千規模かと!」
劉辟 「数千か。」
龔都 「フン!劉大将!曹操の野郎数千規模とは俺達を舐めてやがる!」

斥候 「どうやら河北の袁紹軍も南下しているとの事で。」
劉辟 「うぬ。二面となれば兵力も分散する。」
    「だが我らの方はどうなっているのだ?」
賊将 「ハハっ!劉大将!我らはこの汝陽に加え【シ隠】強、西華、平與に駐屯しております!」
    「また郡東部諸県も我らに同調しておりますぞ!」
龔都 「はっははは!こいつぁ想定以上じゃねぇか!」
    「腐ってもこの地に根付いた俺達の旗は今でも健在って事だな!」
何儀 「ふぅ・・・誰が苦労したと思ってるんだ・・・誰が・・・」
龔都 「何副将!ご苦労ご苦労!」
何儀 「・・・たく、調子いいやつだなお前はホントに・・・」
劉辟 「いやご苦労だった。」
何儀 「・・・劉大将!いえ・・・滅相も御座いません!」
劉辟 「これで背後は安心できる。」
    「後は河北の情勢を見つつ敵方の大将とやらを探る。」
    「事態が事態だけに敵も悠長には構えないだろう。」
龔都 「はっはっは!そこが俺達の利点って事だな!」
何儀 「・・・安直な・・・死に物狂いな分厄介かもしれないだろう・・・」
劉辟 「うぬ。何儀の言うとおりだ。」
    「我らにとって有利になるまで持ちこたえる事が重要」
    「その為には次の手を打たねばならない。」
龔都 「?まだ何かするんで?」
何儀 「・・・河北との連携・・・ですね・・・」
劉辟 「そういうことだ。」

*汝南賊は臨戦状態です

198:曹操@司空  ◆.c.c.k.k..
11/12/22 00:43:46.02
延津砦より少し離れた場所にある兵糧貯蔵所。何箇所か存在する許昌と延津砦の
兵站路の一つで、延津砦が兵糧不足に陥った時や救援隊が訪れた時に直ぐに対応
出来るように建設されており、目立ちにくい場所にあるのは言うまでも無い…
尚、兵糧の保管量は半月分で、守る兵士は人目に付かぬように10人程度である。

【延津砦近郊・兵糧貯蔵所】
兵①「これだけの兵糧があるんだ、少しばかり拝借しても~」
兵②「おいおい、ここにある兵糧を管理しているのは、延津砦の守備をされてる
   鬼の于禁様だぜ、少量とはいえ兵糧を横領すれば首が飛ぶぜ?」
兵①「げっ!?それは嫌だな~」
兵②「だったら変な気を起こさない事だな」
兵①「ああ、そうするわ」

(兵士達が話している中、突然馬の蹄の音がする)

兵③「敵襲!!敵襲!!相手は騎兵だ!!」
兵達「!?」
兵②「みんな固まらずに逃げろ!!」
兵①「おいおい、この兵糧はどうするんだ?」
兵②「燃やすのには時間が掛かりすぎる!!」
兵①「敵に呉れてやるのは惜しすぎだが仕方ねえが置いとくか」
兵②「命あっての事だ、今は散り散りになって逃げて延津砦に向かうぞ!!」
兵①「おぉ~」

※兵糧貯蔵所は急襲を受けて半月分の兵糧を失った。また、このような形で
 数箇所の兵糧貯蔵所も急襲を受け、合計で数か月分の兵糧を袁紹軍に奪われた。

【兗州・延津砦】
側近「申し上げます、ただいま兵糧貯蔵所を守備していた兵士が敵の襲撃を受け、
   延津砦に逃げ帰ってきた模様!!」
于禁「なんと、兵糧貯蔵所が襲われたと申すか!!」
趙儼「兵糧貯蔵所は大小あり、小さいのは数日分の兵糧ですが、大きい貯蔵所に
   なれば半月分の兵糧を保管しておるはず…」
両氏「………(お互いの顔を見合わせる)」

199:宋憲 ◆5HLANJUDJo
11/12/22 04:47:42.03
【汝南・召陵】

>>197
(騎馬部隊の編成が終わると、密偵から賊の報告を受けた宋憲が、大勢の兵を前に気を吐く)

数多の戦場を駆け巡った古強者に告げる!
賊の拠点は、北の“㶏強”《インキョウ》、北東の西華、東の汝陽、南東の平興!
頭目は不明だが、賊は許昌攻撃の為に汝南北西部に集まったと見られる。

此処は朱霊に任せ、定頴は臧覇を守りに当て、この宋憲は魏続と共に軽騎800を持って賊を強襲する。
騎兵の先鋒は魏続、青州兵2000余は後詰めとして侯成に率いてもらう。
甘くすればどこまでも付け上がるのが奴らだ。
ニ度と反乱を起こさせぬ為、賊は皆殺しとせよ!

魏続「応ッ!」
侯成「汝南全てに宋の旗幟を掲げん!」
臧覇「賊共が雲霞の如く押し寄せようと、押し留めて見せよう!」
朱霊「………」

まずは許昌に近い“㶏強”《インキョウ》を早急に平定し、次いで西華、汝陽、平興を陥落させる!
全軍、烈風の如く駆けよ、その身を槍と為して敵を貫け!

(軽騎800は魏続を先頭に“㶏強”《インキョウ》に進軍した)

魏続「三十人は先を尖らせた丸太で門をぶっ壊せ!どうせ小県の門、上等な物じゃねえ!他は城壁の敵を片っ端から射ろ!」

(“㶏強”《インキョウ》の城壁南門に到着した騎兵部隊は、矢を射かけ、焔を投げ、攻撃を開始する)

200:無名武将@お腹せっぷく
11/12/22 18:37:41.25
(  ゚Дメ)200

201:沮授 ◆.pDAHD/fcA
11/12/23 00:23:03.02
>>198
【延津・城塞付近】
張郃「夜襲で逆襲される事はまま有り得る話だろうなぁ」
----「しかし、夜襲の一番いい所は相手が混乱する事なんだよ」
----「網を張って待ち構えられているのなら苦しいが、闇夜の乱戦は」
----「寡兵の側に有利に働くもんさ、同士討ちが少ないんだから」

校尉「まあ、乱戦に巻き込まれる私らにとって見ればいい話ばかりでもないんですけどねぇ…」

張郃「ま、そういうなよ」
----「生き残ってたら、お前にも一杯飲ませてやるから!!」

校尉「安過ぎでしょうが!!」

張郃「ハハハッ」
----「孔璋殿も俺が一杯おごってやろう!!」

(数刻後、陽気な張郃の姿は見る影もない)

張郃「さあ、お前達…」
----「準備が整ったら、散開して一気に夜襲するぞ」
----「分かっているとは思うが、これから俺が言う事は絶対に禁止だ」

一.敵陣に不用意に留まるな
一.首を取ろうとするな
一.敵の糧抹は略奪できないなら焼き払え

一同「オウッ!!」

張郃「さあ、相手に一杯食わせてやろうぜ!!」

>>198の後、意気揚々と張郃は帰還する)

張郃「まあまあだな」
----「さて、そろそろ日の出か」

校尉「では…」

張郃「狼煙を上げろ、高覧隊の渡河開始の合図だッ!!」

202:沮授 ◆.pDAHD/fcA
11/12/23 00:29:57.25
>>201続き)
張郃「折角だから、今後どうするかを孔璋殿にもお教えしようか」
----「はっきり言うと、高覧隊は餌だ」

校尉「はぁ?」
----「また訳の分からない事を」

張郃「要は、相手を追い込んでいるんだな」
----「こっちを脅威に感じて退いてくれるならそれもよし」
----「城外で一戦交えてくれるならそれはそれでよし」
----「相手は守備兵、つまり歩兵しかいないんだから騎兵で殴ればそれなりの結果が期待できるだろ?」
----「あとは、于禁がどう出てくるか。様子見といこうじゃないかw」

203:袁煕 ◆aw9I1QevyY
11/12/23 11:00:09.68
>>163>>165
袁煕「ははっ」
   「愚息・顕奕、戦を学び勝利を引き寄せて見せまする!」
   「父上もお体にお気を付け下さい」
(そういうと深々と頭を下げる)

袁煕「では父上、私は出陣の準備にかかりますのでこれにて」
   「必ず勝利を持ち帰ります」

【袁煕率いる第四軍、焦触ら将を引き連れ出陣!!!】

>>167

袁煕「御意」
   「予は諸将らの援護に回ろう」
   「武運を祈っている」

(諸将一人一人の手を握り激励し、自分も奮戦すると誓う)

袁煕「それでは、勝利をつかみ取ろう!!!」

(袁煕、退室)

【第四軍は、第一軍、第二軍の後、第三軍と共に出陣】


204:無名武将@お腹せっぷく
11/12/23 13:57:55.53
新党住人による馴れ合い学芸会

205:顔良 ◆CaOJ2IWD1OA8
11/12/23 14:25:53.71
>>185>>187
【顔良邸宅】
出陣の前夜、顔良は陳琳の訪問を受けていた。
顔良は意外な来客に喜び、部屋に案内して酒と肴に干し肉を勧めた。

顔良「陳琳殿、よくお越し下さった。かしこまる必要はない、ゆっくりして行け。」
----「ワシも以前から貴殿と話をしたいとは思っていたが兵の鍛錬に忙しく暇がなくてなぁ。貴殿から訪ねて来られるとは思いもせなんだ。」
----「…軍議で聞いた貴殿の悲痛な叫びはしかとワシに刻まれた。なんら謝る必要はないのだ、頭を上げろ。」
----「貴殿の言で己の未熟さに気づけた、あの腐れ儒者の参謀どもに伝わったかは分からぬがな。」
----「少なくとも、ワシは陳琳殿の気骨を褒めているぞ。」

それから陳琳の話を聞き終えて、顔良は杯に注がれた酒を一息に飲み干し、もう一度注いだ。

顔良「…貴殿は歴史を記すものになる、と申されるのか。後悔はしないか?」
----「こう言っては失礼だが、戦場はそなたら文官の思っておる以上に血なまぐさく、凄惨な場所だ。」
----「命を失い地に倒れ伏した兵の頭を味方の騎兵が踏みつぶしてゆく、そんな世界だぞ。」
----「それでも決意が変わらぬのなら、行くがよい。見たままを全て記せ。」
----「ワシが死ねば袁家将軍顔良、敵将なにがしに討たれ戦死、とな。偽りを記すことだけはするな。」
----「…そうか、貴殿は延津へ参るのだったな。暫く会えなくなる。」
----「良い詩を書いてくれよ、楽しみに待っておるぞ。ハッハッハ、ワシは詩に残されるだけの功を上げねばならなくなったな。」
----「今日は飲め、袁家勝利の前祝いにな。」

陳琳の杯に酒を注ぎ、その杯を交わした。

206:顔良 ◆CaOJ2IWD1OA8
11/12/23 14:29:51.27
【白馬まで】
顔良と梁岱が先頭に立ち、堂々と進軍を続ける第二軍。
麦畑を抜け、小川を越えて甲冑を身に付けた兵士らが白馬へ向けて道を行く。

顔良「ところで梁岱、一陣を率いておる張将軍とはいかなる人物か?まだ若年とは聞いておるが。」

梁岱「はい。私も人伝に聞いた話ではありますが、その戦いぶりは勇猛果敢にして兵は精強、かの公孫氏との合戦で功を上げたとか。」
----「いずれは袁家を背負って立つ大将になるでしょうな。私はそう見ております。」
----「曹軍は勢力圏を袁家と同盟を結んでおります劉表殿はじめ敵対している勢力に囲まれておりますゆえ、袁家との戦いに割ける兵も限られるはずです。」
----「元より我が方の兵力が曹軍を上回っておりますから、張将軍に任せておきますればたちどころに撃滅できましょう。」

顔良「それほどの将か、彼は。」

二将が話をしている間に、軍は目標である白馬の近辺まで到達した。砦には『曹』の旗が翻っている。

顔良「ガッハッハッハ、見ておれよ曹操、あの旗を圧し折って土にまみれさせてくれるわ!」
----「まずは本営を立ち上げ作戦会議だ。それから例の大将旗をここへ持ってこい!」
----「近隣の村への略奪は禁ずる、奪った物の量や品に関わらず斬首とする。以上!」

旗指物を持ち粛々と陣を敷き始める兵団。まもなく、大男三人がかりでなければ運べないほどの大きな旗が持ち込まれた。
顔良はそれを片手で持ち上げ、陣中でもっとも目立つ場所にその旗を突き立てた。
風になびき現れる『顔』の字が刺繍された旗。兵士達の士気高揚になる、と彼は踏んでいる。

顔良「袁家に顔良在り、これを天下に知らしめてくれよう!!」

空に向け叫ぶ顔良。その姿はまるで童のようであった。
梁岱「作業を終えた者から飯の支度をせよ。炊き出しの煙をなるべく多く上げるのだ。」
----「我らの兵がいかに多いかを見せつけ、奴らの恐怖心を煽ってやろう。」

兵士たちが食事の準備を始める。行軍中にとった魚や野兎を調理し、鍋で煮る。
黙々と煙が立ち上り始め、辺りには良い香りが漂った。

207:顔良 ◆CaOJ2IWD1OA8
11/12/23 14:30:04.81
顔良は飯ができるまでの間、梁岱に各隊の部隊長を招集して幕舎にて軍議をすることにした。

隊長たちの顔は意気揚々として出撃の命令を待ちわびている。

部隊長「顔良殿、ご命令を下されば私の隊はいつでも出撃できますぞ。」

部隊長「この地は白馬と言うらしいですな、我々が討ち滅ぼした公孫の白馬部隊を思い起こさせるようで縁起がよい。」
------「我が軍の勝利を天が約束しているかのような思いであります。」

顔良「…出撃は明日の明け方だ。」
----「まずは我らの武勇を示す必要がある。砦を陥とすのが目的ではない、小競り合い程度で良いのだ。」
----「当然ワシが先頭に立って道を切り開く、河北に顔良ありとな。お前たちは軽騎兵で敵を翻弄すればよい。」
----「もし兵に遭えば直ちに退け。以前も申したがこれは沮授殿の命令であるからな。隊ごとに通達しておけ。」

部隊長ら「承知!」

彼らは幕舎を出て行き、それぞれ自分の隊に戻っていった。

208:無名武将@お腹せっぷく
11/12/23 19:22:22.48
518 名前:小魔玉@大阪ぶらり旅中 :2011/12/23(金) 14:29:20.19
いま大阪・難波から関西のヲタクのメッカである日本橋に来てるのですが~
さて、これからどうすべかw

①とりあえずメイド喫茶で放課後ティータイム
②やっぱりあずにゃんグッズを探し求める
③まだ早いが60分10000円コースに逝く

○南海難波駅
URLリンク(beebee2see.appspot.com)

○日本橋
URLリンク(beebee2see.appspot.com)
URLリンク(beebee2see.appspot.com)


519 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/23(金) 14:36:25.17
twitterでやれ


520 名前:陣虚兵衛 ◆jjKU9pZ2LI :2011/12/23(金) 15:00:29.46
そらそうさ

209:無名武将@お腹せっぷく
11/12/24 08:19:33.57
708 :クマッタ ◆.pDAHD/fcA :2011/12/20(火) 01:13:49.31
>>701
興味があれば是非是非w

まだまだみんな出番があるぜ?


709 :曹操の中の人物  ◆.c.c.k.k.. :2011/12/20(火) 23:17:21.97
分かりやすいように曹操陣営の兵数とかを書き入れて見ましたが、
袁紹陣営のおよその兵数も分かれば、敵方であるオイラも嬉しいですがw

と、少し時系列を超越したレスになりましたが、万が一にも来れなくなると
申し訳ないので、進めれるところまでは進ましてもらいました( ^∀^)ゲラゲラ


710 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/21(水) 03:31:08.40
沮授って今どこにいるの?
第一軍が張・高に変わったから黄河の北に残った感じ?


711 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/22(木) 00:09:23.27
おーい
今日は汝南賊以外の奴はどうしたんだよ


712 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/22(木) 00:18:07.29
>>711
三戦のスレは水曜は動きにくい傾向にある


713 :クマッタ ◆.pDAHD/fcA :2011/12/22(木) 19:34:58.05
>>710
あー
ごめんごめん

一応まだ黎陽でスタンバイしてると思ってもらえればw


714 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/22(木) 23:48:16.83
可児庵は本当にどのスレでも長続きしないな

210:曹操@司空  ◆.c.c.k.k..
11/12/24 09:52:03.20
>>198の続き

【兗州・延津砦】
両氏「………(お互いの顔を見合わせる)」
于禁「………ニヤニヤ」
趙儼「………ニヤニヤ」
于禁「兵糧は“しっかりと”袁紹軍に奪われたようだな?」
趙儼「ええ、“しっかりと”奪ってくれたようです」
于禁「がははっ!!袁紹軍の馬鹿将め、趙儼の策を用いて奪われた兵糧の中に気付かれぬ様に
   毒を混入しておいてやったわ!!」
趙儼「鳥兜(トリカブト)と毒空木(ドクカラキ)から中質した毒は、即効性では
   なく徐々に体を蝕んで侵食していきますので、死に至るまで数日掛かりますので
   その間に気付かれる事はないでしょうから、時間が経つほど効果があるでしょう」
于禁「趙儼よ、見事な策である!!許昌の鍾繇殿は善き策士を推挙してくれた」
趙儼「攻城戦の場合、攻める側も兵糧の確保が最優先でしょう。そこで敵方の兵糧を奪えば、
   それを自分達の物とするのは常道。」
于禁「卑しいとは言わぬが、敵の兵糧を奪って自分らの物にして食すのだ、その中に毒が
   混入していても残さず食すが礼儀ぞ、先陣の若将・張郃」
趙儼「今回の策は兵法三十六計の一つ、“瞞天過海(天を欺いて海を渡る)”を応用して
   見ました。また、この擬装毒入り兵糧策は大勢に影響は少ないかもしれませんが
   これにより敵方も兵糧貯蔵所に置かれている兵糧が擬装である事を警戒するでしょう。
   それこそ我等の思う壺と言うわけですがね」
于禁「袁紹方に叫んでみようか…

   戦場で散るでなく、毒如きで苦しんで命を落とすとは、情けなし!!
   袁紹軍よ、私を釣り上げて砦外に誘き寄せようと考えておようが、
   上質な餌がないと喰い付いてやらんぞ!!

   がははっ、実に爽快である(そう言いながら上機嫌の于禁)」
趙儼「袁紹軍の後続部隊が渡河を始めていますが如何いたしましょうか?」
于禁「無論手出しはせんよ、渡りたければ渡してやれ何せ奴らを引き付けるが事が…ニヤニヤ」
趙儼「では今まで通り守備の強化を固めます…ニヤニヤ」

※兵站路にある兵糧貯蔵所は本物もあるが、その多くは擬装工作がなされている。

211:曹操@司空  ◆.c.c.k.k..
11/12/24 09:58:59.17
>>183より、袁紹軍の襲来の報と援軍要請を告げる為、延津砦から官渡城に
于禁の使者が到着。また、襲来の報には先陣が張郃である事も書かれている。

【司州・官渡城】
使者「以上が于禁様よりの報告で御座います」
曹操「分かった、そちは別室にて休むがよい」
使者「ははっ!!」
曹操「さて、袁紹軍の先陣は延津に進軍してきたが、白馬ではなかったようだな?」
賈詡「延津には新進の将を派遣し、白馬には古参の顔良を要した訳ですな」
郭嘉「袁紹軍の延津攻撃にて、我らが採る道は決まったわけです」
曹操「うむ、二人の大方の予想通りの展開になった事だ、これまで積み重ねてきた
   策を出し惜しみせずに使うとするか」
両氏「御意に」
曹操「その前に済ましておく事があるから、董承と王子服を呼ぶように」

(暫くして)

董承「お呼びでしょうか、司空殿」
曹操「回りくどい言い方は好かぬゆえ単刀直入に申す、貴公ら二人を
   袁紹と内通した罪で処断する」
両名「えっ…そ、それは!?」
曹操「貴公ら二人は天子を殺害し、袁紹に帝位を就けるとの疑惑があったとも
   付け加えておく」
董承「そ、そのような暴挙が許されると思うてか!!」
曹操「許す許さないは貴公が決める事ではない(そう言いながら手を挙げる)」
衛兵「お二方とも、観念なされよ(二人を官渡城下の刑場に連れて行こうとする)」
董承「ま、待て!!待ってくれ!!わ、わしはまだ死にとうない、まだ…」
賈詡「許昌で彼らを処断したとなれば厄介ゆえ、戦場なれば問題も少ないでしょう」
曹操「ああ、あの二人が宮廷内で程度の低い策謀を練っていたのは知っていたが、
   泳がすだけ泳がして存在価値も無くなったから、今が善い機会であった」
郭嘉「後顧の憂いを断った事ですが、この件に関して帝にはどのような報告を?」
曹操「ありのまま伝えれば善い。また彼らの直轄兵は董承らと共に処断せよ!!」
賈詡「姑息にも敵と内通した者の末路を見せ付ける為ですな…くくくっ」
曹操「董承と王子服の首は袁紹軍に渡るようにせよ、内通者は処断したと加えて」

※車騎将軍・董承と偏将軍・王子服を処断するのは許昌でも出来たが、袁紹軍との
 戦いの前に荒波を立てるのを善しとしなかったので、今回まで伸ばしていた。
 これにより宮廷内に蔓延っていた火種を鎮圧できたのと同時に後顧の憂いも断った。

212:曹操@司空  ◆.c.c.k.k..
11/12/24 10:42:04.49
【司州・官渡城】
曹操「于禁より袁紹軍との会戦の報が届けられた。これより出立に際しての編成を行う」

○先鋒:張遼(参軍に荀攸)・3000人
○左軍:徐晃(参軍に陳登)・3000人
○右軍:曹洪(参軍に袁渙)・3000人
○中軍:曹操本営、曹丕、許褚、呂虔(参軍に賈詡、楊脩)・5000人
○後軍:夏侯淵(参軍に陳羣)・3000人
○遊軍:李通・500人
○輜重軍:楽進・500人
○斥候:関羽・100人

○官渡城守備:夏侯惇(参軍に郭嘉、程昱)・2000人
○輜重軍:李典・500人

曹操「我等が向かう先は延津に非ず、白馬津にある!!
   敵は愚かにも延津と白馬津の二方面攻撃を仕掛けてきており、その為に兵を
   二分する形となっている。兵を分散するという愚を犯した袁紹軍を叩くには
   “各個撃破策”が有効。ゆえに狙うのは新鋭の将が攻める延津でなく、古参である
   顔良とする。報告によれば愚鈍な袁紹は未だに戦場に現れていないとの事、
   ならばこちらは“兵貴神速(兵は神速を貴ぶ)”を以って、袁紹の本隊、また
   彼らの渡河が終わりきっていないところを虱潰しにする!!」
一同「おおっ!!」
曹操「如何に顔良とはいえ、我等の本隊20000と戦えば勝機は目に見えておよう。
   まずは顔良を完膚なきまでに叩く!!そこで先鋒の張遼が会戦し、両翼の曹洪、
   徐晃が敵を囲み、予と後軍の夏侯淵の二重の波状攻撃によって敵を撃滅する!!」
一同「顔良討つべし!!」
曹操「官渡城の守備には夏侯惇、郭嘉、程昱を残すゆえ後を任せる」
一同「ははっ、武運を祈ります!!」
曹操「それから関羽よ、貴殿には重要な役を申し付けるゆえ、予の側にあるように」
関羽「………御意に従います」
曹操「これより迂回して白馬津に出陣!!」

※曹操軍は直進せず迂回して白馬津に進軍。100000人もの相手では敵わないが
 分散された兵であれば本隊20000人を以って各個撃破に持ち込めば、勝率は
 高くなるでしょう。ここは史実通りに白馬津にて袁紹軍の双璧・顔良将軍の首を狙います。

213:顔良 ◆CaOJ2IWD1OA8
11/12/24 11:40:08.54
>>212
【顔良軍本営】
伝令兵「急報!急報!曹操軍の本隊がこちらに向けて出立したとのこと!!」

梁岱「兵数は?」

伝令兵「およそ2万!」

顔良「ガハハッ、良い機会じゃ、ワシが一番に曹操の首級を上げてくれるわ!」

出撃の準備を始める顔良、脇に控えていた梁岱の声が彼を制止した。

梁岱「お待ちくだされ!こうなった以上、我々の隊だけで挑むなど無謀です。」
----「将軍は確かにお強い、万夫不当の豪傑でいらっしゃる。」
----「もしもここの兵士達全員が顔良将軍ほどの武勇を持っておればこの数でも戦えましょう。」
----「しかし、現実はそうではない。いたずらに兵士達を死なせるだけです。」

顔良「うぬう…だが、どうすればよいのじゃ?」

梁岱「幸い兵糧は十分にありますから暫くは心配する必要がないでしょう。本隊が来るまで持ちこたえられます。」
----「まずは…そうですな、曹操の本隊なら騎兵も多いはずです。付近にある木を切り倒して陣の周囲に馬防柵を設けましょう。」
----「時間が限られておりますので櫓の組み立ては難しいでしょう、土塁を高く積み上げて上に弓兵を立たせ、櫓の代わりといたします。」
----「これらは私が取り仕切りますから、顔良将軍は弓弩兵の選抜をお願い致します。」
----「この度主力となるのは弓弩、柵に手間取っている曹軍の騎兵を端から射殺します。」
----「おっと、当然火での焼き討ちに備えて消火用の水の準備も必要ですな。」
----「作業隊の護衛には私が騎兵を率いて当たりましょう。」

顔良「よし、各隊に作業を分担させて早急に作業を開始せよ!」
----「ワシも選抜が終わったら護衛部隊の指揮に回るからな。」

214:顔良 ◆CaOJ2IWD1OA8
11/12/24 11:40:19.47
この命令はすぐさま全隊に伝えられ、それぞれに役割分担がなされた。
林に分け入り木を切り倒す者、それらの木材を切断し加工する者、土や砂を集めて詰め、うず高く積み上げる者…
顔良は自ら弓弩兵らに実戦式弓術を教え込む。

顔良「お前たちに問う、人間の体の中で守ることが最も疎かになっておる部分はどこだと思うか?」
----「これは剣兵や槍兵にも言っておかねばならぬことだがな。平時、非武装時、目の前に矢が飛んで来たら、反射的にどこで防ぐ?」
----「…腕であろう?眼前に矢が迫っておれば、人は腕を上げ頭を守ろうとする。」
----「始めに狙うべきは頭でも心臓でもない、腕だ。お前たちの強弓なら射ぬけよう。」
----「腕を使えなくなった兵は役に立たぬ、武器の扱いも難しくなるだろうな。」
----「そこを急所に向け矢を放つのだ!!(身ぶり手ぶりで表現する顔良)」

一方の梁岱は、作業を見守りながらある特別部隊の計画を練っていた。
人数は200名、剣術に巧みで、比較的小柄で、動きが俊敏な者ほど良い。

梁岱「いざとなればこの者たちの出番だ。直ちに志願者を募ってくれ!」
----「後で私が訓練を行おう、待機させておけ。」
兵士「ハッ!」

(梁岱のもとで特別部隊がつくられています)

215:袁煕 ◆aw9I1QevyY
11/12/24 13:08:08.43
>>213
【袁煕軍本営】

伝令「曹操直々顔良殿に攻撃を仕掛けるようです!」

伝令が本営へ慌てて入ってくる。

袁煕「・・・!救援に行くべきか・・・。いかぬべきか・・・。オロオロ」
   「誰か!進言せよ!」


将らにどよめきが広まる。
暫くすると一人の男が口を開いた。
男の名は焦触。
どこまでも薄情な男である。


焦触「私は存じませぬ。(苦笑い)」
   「我々は策士ではありません。戦うのが仕事。そんな我らに献策を求めるとは・・・。」
袁煕「策士さえいれば・・・。予は頭が痛いわ・・・。」
   「(後継者問題には巻き込まれぬようにせねば。弟に任せよう)」
   「こんな所でぐずぐずして足を引っ張るのもよくあるまいっ!我らは・・・我らは・・・!」

将たちは沙汰を待っている。

袁煕「顔良殿の部隊を
     
      救 援 致 す ! ! ! 」

そう袁煕が言い放つの将らは静かに退席した。
支持者がいない。それは袁煕の軍がそこらの凡人の集まりであることを意味していた。


○袁煕軍が顔良軍の救援に向かいました。



216:宋憲 ◆5HLANJUDJo
11/12/24 19:22:40.53
【汝南・“㶏強”《インキョウ》】

(城門が破壊されると700余の騎兵は怒涛の勢いで傾れ込み、弓と突き槍を持って容赦無く賊を攻撃する)

魏続「賊と思しき者は逃げる者も隠れる者も射ろ!一人も生かして逃すんじゃねえ!」

(やがて後詰の侯成の隊も加わり、半日にも及ぶ苛烈な攻撃が続けられると“㶏強”《インキョウ》の戦いも収束に向かう)

侯成「欠けたのは五十騎余り、青州兵の死者はその三から五倍程度……さすがに無傷とは行かないな」
魏続「確かに負傷兵も少なくねぇが、兵は神速を尊ぶ。このまま進軍して賊を蹴散らそうぜ!」

いや、ここで降伏策を用いても良かろう。
まずは“㶏強”《インキョウ》の住民に命じて旗を作らせろ。
大幅に増やすのは食事の際の炊煙もだ。降伏した兵で討伐軍が増えたように見せねばならんからな。
降伏した者が出たと知れば、賊の心にも少しは動揺が生まれるだろう。
全ての用意が出来れば、汝南の各県城に矢文を落とせ。

『汝南で蜂起した黄巾の徒に告げる。
 “㶏強”《インキョウ》を占拠していた黄巾兵は、漢の裨将軍、宋憲に降伏せり。
 この宋憲が討伐の兵を率いて、“㶏強”《インキョウ》の賊を散々に打ち破ったが故に。
 今や降伏した黄巾兵と、志願する民兵で我らの兵は優に万を越える。
 そして、彼らは呂布の元で勇名を馳せた魏続や侯成の勇将が従えるのだ。
 抵抗は悪戯に犠牲を増やし、賊徒の汚名を着るだけの結果となろう。
 誠意から述べる。武器を捨てて降伏せよ。我らは降る者に寛大である。
 討伐軍の中には、かつて汝らと同胞であった黄巾青州兵も多い。
 彼らと同様に汝らの信仰には関与せぬ。黄色い布を巻き、如何なる神仙を奉じようとも自由。
 この文が届く頃には、召陵から東五十里先(召陵、汝陽、西華を三角とした中央付近)に陣屋が築かれていよう。
 勧告に応じるならば黄巾の将帥は我が陣を訪れるが良い。貴殿らの賢明な判断を期待する』

……とな。
この陣屋は住民から妻子ある男だけを徴発して工兵と為し、突貫で作らせる。
裏切れば、高い代償を支払わねばならんことを言い含めてだ。
城内に降伏した賊がいない事を知られる訳にはいかんからな。

(汝南の各県城に矢文の勧告状を落とすべく、数十騎の騎兵が散って行く)

217:汝南賊 ◆H/lJ4S3RGg
11/12/25 01:33:41.38
【汝南・汝陽・賊本営】
>>216

-【シ隠】強《インキョウ》陥落直後-

賊将 「劉大将!シ隠強からの斥候が戻ったとの事!」
劉辟 「そうか。よし報告を聞きたい。」
賊将 「ハハっ!」

斥候 「劉大将!御報告申し上げます!」
劉辟 「うむ。」
龔都 「で、シ隠強はどうなりやがったんだっ!!!」
斥候 「ハっ!シ隠強は曹操軍の前に陥落!兵は上下問わず殺されほぼ生き残ってはおりません!」
劉辟 「そうか。」
何儀 「・・・ふむ。」
龔都 「ぐぬぬぬぬ・・・奴等め!!!」
何儀 「・・・それで、我等は救援にも出す事も出来ず、陥落した訳ですな・・・?」
斥候 「ハっ!」
何儀 「・・・なるほど・・・敵は我等の応戦も反応も見る事無く城を力ずくで攻め落としたと・・・?」
斥候 「ハっ!!!」
劉辟 「そうか。」
何儀 「・・・なるほど・・・」
龔都 「あん?なんなんだ?」
何儀 「・・・わかりました、それで、奴等はどうでておりますかな・・・?」
斥候 「ハハ!!!何副将!今突貫で陣を建設しているようです!」
    「動員されているのは場内の民であり、しかも妻子を人質に取られ無理強いされている状況です!」
劉辟 「そうか。」
何儀 「・・・なるほど、それで、敵の将と兵力は如何程・・・?」
斥候 「ハハっ!大将はわかりませんが宋、侯、l魏の旗印がありました!」
    「なお、兵力は数千から一万数千程かと思われます!」
龔都 「フン!二倍程度に増えただけじゃねぇか!」
何儀 「・・・そうかそうか・・・」
劉辟 「ご苦労だった。ゆっくり安み次の戦に備えよ。」
斥候 「ハハ!」

218:汝南賊 ◆H/lJ4S3RGg
11/12/25 01:34:48.79
【汝南・汝陽・賊本営】
>>217の続き

龔都 「どうやら敵は本気のようじゃねぇか!」
劉辟 「余裕は無いようだ。」
何儀 「・・・河北の袁家が迫っているという事でしょう・・・」
劉辟 「ああ。違いない。」
龔都 「しっかしシ隠強が落ちちまったがどうするんで?」
何儀 「・・・龔副将・・・それは大した問題ではない・・・」
劉辟 「うぬ。この度の戦は十分に利があった。」
龔都 「?だが城は失い許へも遠くなっちまったぜ?」
何儀 「・・・龔副将・・・物理的には遠くなったかもしれないが・・・戦略としては大きく近づいたんですよ・・・」
龔都 「?」
劉辟 「いいか。龔都。この戦は我等と敵との最初の戦だ。」
龔都 「あぁ、それくらいは分ってますぜ?」
劉辟 「即ち、相手の様子を伺う、というのも一つの大きな意味という事だ。」
龔都 「はぁ?それがこれとどう繋がるんで?」
劉辟 「・・・」
何儀 「・・・ふぅ・・・いいですか・・・龔副将?」
    「・・・奴等がどのような戦略、戦術をとるか・・・それを見極めて我等は動くのですよ・・・」
    「・・・それは戦場の中だけではなく・・・全体を通して全ての戦略に繋がるのです・・・」
龔都 「?あぁ、まぁ、そうじゃねぇかとは思うぜ?」
何儀 「・・・ですから、この戦は相手がどのように戦うか、考えているか、を知るいい機会だったのですよ・・・」
    「・・・確かに・・・城を失い同胞を失い受けた痛手は大きい・・・」
    「・・・ですが、我等と奴等の間には主だったやり取りもなく戦いは奴等の勝利で終わりました・・・」
    「・・・即ち、奴等は我等なぞ存在しないかの如く・・・相手にする事無く力押しで戦いを進めたのです・・・」
龔都 「あぁ?そんなの言われねぇでも分かるってんだ!聞けば聞くほど腹立たしいじゃねぇか!」
劉辟 「今は何儀の話を黙って聞く事だ。」
龔都 「ぬぅ・・・」
何儀 「・・・いいですか・・・?龔副将。奴等は我等の意思なぞ無視して戦を進め、場内を皆殺しにして陥落させた・・・」
    「・・・その意思表示がわかっただけこの戦には利があるのですよ・・・」
    「・・・即ち、今後、我等が攻める時に相手方の様子を伺い慰みや交渉をする必要は無いのです・・・」
    「・・・奴等が我等にしたように、我等も攻め入った郡県を片っ端から踏み潰し吸収していけばよいのです・・・」
    「・・・はむかうものはなぎ倒し・・・奴等の声なぞかき消して、全てを飲み込めばよいのです・・・」
    「・・・その狼煙は、幸運にも奴等が自ら上げたのですよ・・・」



219:汝南賊 ◆H/lJ4S3RGg
11/12/25 01:36:51.26
【汝南・汝陽・賊本営】
>>217-218の続き

龔都 「はっはっははは!!!!そうか!そういうことか!」
    「いやー何副将の話は回りくどくて分かりづれぇからさ!はっはっは待ったくわからねぇことばっかだったが!」
    「そういわれると分かりやしぃな!」
劉辟 「うぬ。」
    「城と仲間を失ったが、今後への道は開けた。」
何儀 「・・・劉大将の言うとおり、これで我等は戦いやすくなった事は間違いありません・・・」
    「・・・我等一人一人ですら・・・数万単位の兵を率いたあの先の大戦・・・・」
    「・・・あの舞台となったこの豫州・兗州・徐州・・・そこで民や流民に対しての非業な行い・・・」
    「・・・この事実、この火は決して消えない・・・そして我等はいくらでも戦を続ける事が出来る・・・」
    「・・・その条件はたった一つの城・戦い・勝利の為だけに奴等が用意してくれたわけですな・・・」
劉辟 「うぬ。目には目を。」
    「奴等に民と戦うという愚かさを味あわせてやろう。」

*不穏な空気が周囲の州にも伝播

220:陳琳 ◆GBBXFwEfac
11/12/25 12:09:30.45
>>216宋憲さん
>>217-219汝南賊さん

横からすみません。
議論スレに、お二人にメッセージを書きました。
戦いを始める前に、ちょっと見てはいただけませんか。

221:汝南賊 ◆H/lJ4S3RGg
11/12/25 13:22:56.00
>>220
拝見しまして私の意見を書かせて頂きました。
詳しくは議論スレを見て頂ければと思います。

ただ要点だけかいつまんで先に書きますと
・攻城戦やりなおす必要は無い
・宋憲さん(攻城戦)の進め方に問題や不満は無い
・スレでの宋軍の非情さ一方的さ表現は一つのネタとしての表現
・手持武将を勝手に殺すようなネタでない限り議論する必要はない
・スレの中のネタにはスレの中でネタとして返すべき

222:無名武将@お腹せっぷく
11/12/25 18:52:46.44
734 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/25(日) 17:45:12.66
ただこれで汝南賊は豫州・徐州・兗州・荊州・冀州の数十郡数十万の兵と城が自由になったわけだ
いつでもどこでも波及して拠点にできるのは強みだな


735 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/25(日) 18:07:53.78
>>734
復活した官職で賊が蜂起しまくって厨くさくなって潰れた悪夢の復活だなw
今回も潰れるかどうかは汝南賊=クーロンがどの位空気読めるかにかかってくるわけだw


736 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/25(日) 18:42:02.88
クーロンの空気読めなさは三戦一
規制自治時代からの不変の真理


223:無名武将@お腹せっぷく
11/12/25 20:08:15.67
737 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/25(日) 20:02:47.71
このパターンはクーロン引退フラグだな
いつも正規の手順を踏み正論をもって進めるのにメンタルが弱くて常に折れるタイプだし
あのコテは古参のくせに貧乏くじばかり引いてる気がする


224:宋憲 ◆5HLANJUDJo
11/12/25 20:22:28.84
【汝南・宋憲陣/夜】

>>219
(宋憲は黄巾斥候が汝陽に“㶏強”《インキョウ》陥落時の内幕を伝えた事は知らない。知らぬまま陣の建設は進む)

魏続「この数で陣を建設するのは最低十日は掛かるもんだと思ったが、突貫でもそれなりに見られる物は出来るなぁ!」

この分ならば、明日には賊共の死地として仕上がろう。
奴らが降伏しても、攻め込んで来ても、同じ様に呑み込む虎の口が。
そして、そろそろ例の(>>216の)矢文の降伏勧告状が、付近の城全てに届いた頃でもあるな。
矢羽に朱と墨で色を塗り、書を括りつけた目立つ矢だ。城門の近くに落ちれば気付かぬ事もあるまい。
今頃は否か応か、意見を戦わせている頃であろう。
いや……すでに動き始めているかも知れんな。

魏続「その事だが、密偵の報告では各県城が騒ついているらしいぜ。他州に向かう者達も尋常な様子では無いとか」

ふむ、不穏な空気か……“㶏強”《インキョウ》に残した侯成には緘口を命じたが、人の口は塞げんからな。
城内に降伏した賊など唯の一人もいない事が、何処かから漏れたとも考えられるが……まあ良い。
策が成らねば、魏続の言う通り、力押しに切り替えるまで。

魏続は、引き続き脱走が起きぬよう周辺を厳しく監視するのだ。
工兵共から陣に居る兵の実数が漏れる事があってはならん。
五千に見せかけた軍勢が、一割程度にしか過ぎぬ事は。
それと、勝利に浮かれたのか、騎兵隊に馬飾りの類を付けている者を見た。あれは捨てさせろ。
寡兵なればこそ、我らは機動力を失ってはならん。それを忘れているようだからな。

さて、賊共は此処に攻めて来るか、降伏の使者を遣わして来るか。
或いは、“㶏強”《インキョウ》、召陵、定頴の何処かを攻めてくるか。
何れにしても、中央に位置する此処ならば迅速に動けよう……。

(暗天の下、宋憲は揺れる篝火の中で工兵を督して陣の建設を急ぐ。朝霧煙る頃には陣が完成する程に)

>>220 お騒がせ致した】

225:無名武将@お腹せっぷく
11/12/25 22:33:58.85
642 :小魔玉@三戦板の失地王  ◆.c.c.k.k.. :2011/12/25(日) 21:23:23.20
>>639
絶倫王・小銀玉さんの性欲が落ちたって…

             . ィ
.._ .......、._    _ /:/l!
 :~""''.>゙' "~ ,、、''‐'、|         _
゙、'、::::::ノ:::::::_,.-=.  _~:、         /_.}'':,
 ``、/:::::::::__....,._ `゙'Y' _.ェ-、....._ /_゙''i゙ノ、ノ
 ,.--l‐''"~..-_'.x-='"゙ー 、`'-、 ,:'  ノ゙ノブ   <またまたご冗談をw
"   .!-'",/  `'-‐'') /\ `/ でノ-〈
 .-''~ >'゙::    ‐'"゙./  ヽ.,'   ~ /
   //:::::       ',    /    ,:'゙

冗談の冗談は置いといて、前立腺関係はひどくなると天皇さんが罹った病気に
なるんでしたっけ?何れにせよ御大事にです!!

と、昨日は神戸でディープ・ナイトだったんですが、その前に寄った南京町で
↓を撮ったのですが、ここに書かれている“生誕快楽”って何ぞやですw
URLリンク(beebee2see.appspot.com)

って>>640!!!1111
だから小銀玉さんは大好きなんです( ^∀^)ゲラゲラ


226:曹操@司空  ◆.c.c.k.k..
11/12/26 01:01:25.84
官渡城と白馬津の中間に位置する兗州・封丘。ここは官渡城と白馬津だけでなく
延津と白馬津の間の兵站路であり軍事的にも補給路としても重要な位置にある。
その封丘にて詰めの軍議に入っている曹操陣営。

【兗州・封丘】
曹操「文達…いやっ、李通よ」
李通「殿、名前やなく万億でもよろしいでっせ」
曹操「ふふふっ、黄巾の動乱の折に出会うた時の名で呼ぶほうがしっくりくるが、
   ここでは李通と呼ぶ」
李通「殿の呼びやすいように」
曹操「では李通に申し付けるが、この封丘の地に留まる事。この地は官渡城と白馬津、
   そして延津を結ぶ三角地点である。ここは我が軍にとってもだが、袁紹軍も
   白馬津と延津を結ぶ線である。ゆえに我が軍の本隊が白馬津に向かったとあらば
   延津を攻めている張郃が白馬津に救援で来るやも知れぬ。その救援の線を断つ為
   李通にはこの地で潜伏して敵に対処するように」
李通「この地は袁紹との戦いに際して重要な地やと思いまして、以前からこの地に来たり
   色々と考えてましたから自分なりに封丘を熟知してますわ。殿が考えてるように
   この封丘に大軍を残すよりは、少数精鋭の遊軍である自分を配置したほうが有利や
   言うのも分かってますわ」
曹操「うむ、さすがは我が陣営随一の理解力の速さを持つ李通であるな」
李通「褒めても頂くのは戦いに勝った後にしてもらいますわ」
曹操「改めて李通に申すが、兵站路上に潜伏して敵を発見したら一撃を与えて素早く
   離脱し、再度潜伏して同じ事を繰り返す“一撃離脱策”を採る様にな」
李通「ははっ、小さな勝利を積み重ねて最終的には、より大きな勝利にしますわ」

(ここで白馬津より報告が入る」

伝兵「お伝えします、ただいま白馬津に《袁》の旗印を掲げた一団を確認しました」
賈詡「その旗色は何色だったか?」
伝兵「青でありました」
賈詡「黄色であれば袁紹本隊であろう。ゆえに袁紹の子息であろうが…くくくっ、
   親の命令か自分の勝手な意思かは知らぬが、温室育ちの坊やが戦場の、
   しかも最前線まで出てくるのだ…殿、ここは一つ私めの策を採用して頂けますか?」
曹操「賈詡に任せるゆえ存分に采配せよ」
賈詡「御意に(平伏しながら薄ら笑いを浮かべる賈詡…いつもの事である)」

※封丘に李通を配置し白馬津への盤石な態勢を整える。また、白馬津到着後に顔良との
 会戦を予定していた曹操陣営だが、袁家の子息の参戦で予定を変更するのか、それとも
 従来通りの作戦を実行するのか…それは賈詡のみ知る事である。

227:沮授 ◆.pDAHD/fcA
11/12/26 01:20:12.80
【延津砦前】
高覧「ここか、やっと攻城兵器も渡り終えて…」
----「さあ、これからだな」

(ドドドドドッ!!)

張郃「畜生、やられたッ!!」
----「騎兵が使えねぇッ!!」

高覧「やや、何を突然騒いでるんだ」
----「落ち着いて話してくれないと」

張郃「実は…」

(張郃は騎兵を使って兵站を襲い始めた事、兵が奪った兵糧で戦えなくなったことなどを話す)

張郃「…って事なんだよ」

高覧「なるほど、なるほどな」
----「虎の子の兵糧まで餌に使うってことは、向こうも必死ということか」

張郃「マズイな、これはマズイ」
----「会戦で騎兵が投入できないとなると、手足をもがれたまま正面からぶつからなきゃいけない」
----「どうやっても負けはしないだろうが、遠征している俺達にとって補充できる兵の質は限られる」
----「やっぱり、どうやってもいい結果には転ばないぞ?」

高覧「まあ、後詰が来れば力押しも不可能じゃないさ」
----「とりあえずは後詰を…」

伝令「伝令ッ、伝令ッ!!」
----「曹操の本体が白馬へ向かう為、袁煕様の部隊は転進して白馬津へ向かうとの由ッ!!」

張郃「おいおい、冗談キツイぜ…」
----「監軍殿の策を無視して、親父にいい顔しようだなんて」
----「敵は延津渡らしてくれるって話じゃねぇかよッ!!」

高覧「……」
----「仕方ない、一旦退いて態勢を立て直さないと話にならんぞ」

228:沮授 ◆.pDAHD/fcA
11/12/26 01:36:02.35
>>227続き)
于禁「戦場で散るでなく、毒如きで苦しんで命を落とすとは、情けなし!!」
----「袁紹軍よ、私を釣り上げて砦外に誘き寄せようと考えておようが、」
----「上質な餌がないと喰い付いてやらんぞ!!(>>210)」

高覧「馬鹿息子はまともな進退も出来ぬし(>>215)、第四路の郭図は何をしているのか…」

張郃「畜生、畜生ッ!!」
----「于禁の野郎、実に見事だ!!」
----「河北の愚将共にもお前の爪の垢を煎じて飲ましてやりたいぜッ!!」

─さて、後方では。

沮授「さて、儁乂が仕掛けている頃だろうか」
----「鵠、鵠ッ!!」

沮鵠「父上、物見の準備はできておりますよ?」

沮授「そうか…」
----「ふむ、むむッ?」

(沮授は目を疑った)
(攻城兵器まで渡らせた第一路の張郃と高覧の隊が、敵を前にして退いていくからである)

沮鵠「臆病風に吹かれたか、愚将めがッ!!」

沮授「馬鹿者ッ、凡愚なのは袁煕殿と郭図の阿呆ぞッ!!」
----「あの馬鹿ども、何故に白馬に向かっておるかッ!?」
----「ムムムムムッ、儁乂と高覧に本陣に引き返し、遊軍として備えよと…」

沮鵠「…?」

伝令「張郃様より伝令でございますッ!!」
----「騎兵が敵方の策に嵌り行動出来ぬ故、一旦戻って態勢を立て直すとの由ッ!!」

沮授「張郃ほどの男が敵の策に嵌るとは…」
----「だからこそ、油断してはならぬと申しておるのにッ!!」

229:曹操@司空  ◆.c.c.k.k..
11/12/26 02:17:52.84
袁紹軍との戦いが始まる少し前、汝南での叛乱を知った曹操は先鋒として裨将軍・宋憲殿を
派遣した後、後詰として第三軍の曹仁を派遣する為、彼を司空府に呼んだ。

【許昌・司空府】
曹操「子孝(曹仁)よ、そちには叛乱鎮圧の後詰を命じる。副将には子和(曹純)、参軍には
   劉馥を充てる。また、此度の鎮圧に際して子孝は鎮南将軍の位に就くように上奏する」
曹仁「………ははっ」
曹操「どうした子孝、不服でもあるか?」
曹仁「命令ですので不服とは言いませんが、出来る事なら孟徳殿と共に袁紹攻め参加したかったですがね」
曹操「ふふっ、離れたくないとは予の事が好きなのか?」
曹仁「ばっ、何を言っているのか孟徳殿!?」
曹操「かかかっ、子孝をからかうのは飽きぬから善いわ」
曹仁「冗談は置いといて、何故に先鋒は裨将軍にされたんですか?
   それにそれらに加わる者達の殆どは旧呂布幕下で固めており、何と歩兵部隊には青州兵の者らも
   おるとか…そのような者達でなくそれがしの一隊のみで敵を駆逐できようものですが、納得のいく
   答えを聞きたいものですな」
曹操「賈詡、この鼻息の荒い大将に教えてあげるがよい。本来の目的をな」
曹仁「本来の…目的?本来の目的とは敵の殲滅では?」
賈詡「ではお伝えします、今回裨将軍をはじめ先鋒隊の多くを占める配下の者達は呂布に仕えていましたが…

   《現段階でこの先の内容は秘密》

   その為に彼ら旧呂布幕下の者達が必要であります、また青州兵に関しても同義で
   彼らが最終的に重要な任務を補う訳ですな。此度の策は裨将軍一隊で行うのも
   善いですが、場合によれば曹仁殿の隊も動いて頂く可能性があります。
   その際は裨将軍が曹仁殿に命令を下す事もありますが、そこは全権を委ねる
   手筈となっている裨将軍に従って頂く様、ご理解をしていただきたいと存じます。」
曹仁「いやっ、軍師殿の策には恐れ入りました!!分かり申した、申し付けられた事に従って
   行動していきますゆえ、戦果を挙げて参ります!!」
曹操「賈詡も申したが、策を実行に移した後は裨将軍の命に忠実に従うように、自分の判断で
   事を運ぶと統制が利かなくなる恐れがあるからのう」
曹仁「ははっ、頭に入れておきます」
曹操「子孝の場合、頭に入れておくだけでは心配だがな、はははっ」
曹仁「くぅ~何とでも言いなされ」
曹操「では鎮南将軍よ、南に蔓延る賊を悉く殲滅せよ!!」
曹仁「ははっ!!」

※鎮南将軍・曹仁は兵3000人を率いて南下。それと同時に賈詡からある策を伝えられた。
 策の内容は不明だが、どうやら策が発動されると全権は裨将軍の宋憲殿に移行されるようだが
 その策とは一体何なのか…その全貌は現段階では示されぬままである。

230:袁煕 ◆aw9I1QevyY
11/12/26 08:43:38.91
【袁煕軍本営】

張南「顕奕様!監軍の支持を無視なさるのですか!?」
袁煕「なんのことだ?」
張南「覚えておらぬのですか

231:袁煕 ◆aw9I1QevyY
11/12/26 08:52:47.45
【袁煕軍本営】

張南「顕奕様!監軍の支持を無視なさるのですか!?」
袁煕「なんのことだ?」
張南「覚えておらぬのですか!?」
   「監軍殿の指示によれば後方に控えるようにと・・・」
袁煕「忘れておったわ!!!」


袁煕は焦る。
監軍・沮授の怒る姿が目に見えるからである。


袁煕「郭図!!!沮授との不仲、見えておる!」
   「しかし今は袁家団結の時!お主の私情に左右されてはいられない!」

   
郭図を宥め、将らの方を向く・・・。


袁煕「我らは

    今 よ り 遊 軍 と し て 後 方 に 回 る ! ! 」

こうして袁煕軍は後方へ退きはじめた。


>>228
【沮授軍本営】

伝令「袁煕様率いる第四軍!後方支援のため一旦下がるようです!」
   

232:顔良 ◆CaOJ2IWD1OA8
11/12/26 11:07:49.59
【顔良軍本営】
夜――顔良軍の兵士たちは来るべき曹操軍本隊との決戦に備え、夜も突貫で工事を進めていた。
松明には火が灯され、パチパチと音を立てながら燃えていた。幕舎の前に立ち、顔良は静かに工事を見守っていた。

梁岱「顔良殿、こちらにいらしたか。」

顔良「梁岱か。工事は順調に進んでいるようじゃな、兵士達の士気も高い。」

梁岱「はい。やはり訓練を積んだ兵は動きが良い。」
----「…将軍もお疲れでしょうと思いまして、安酒ですがどうです?一献。(手にした杯のうち一つを差し出す)」

顔良「おう、いただくとしよう。(受けっ取った杯の中身を一気に飲み干す)」
----「ん?なんじゃこれは。悪いがワシには合わんのう。」

梁岱「普通の酒に薬草を少々混ぜた物だそうです。体力が付くとか。(同じく杯をあおる)」
----「私はなかなか気に入っておるのですよ、これを飲んだ翌日の朝は目ざめがよい。」

彼らがそんな話をしていると、遠くから馬に乗った若い伝令兵が駆けてくるのが見えた。

伝令兵「申し上げます、張将軍の率いておりました延津こう攻略隊が後退。」
------「さらに袁煕様率いる隊も一時は白馬を目指しておりましたが、同じく後退を始めております。」

梁岱「なんだと!?くそッ、なんてことだ!このままでは袁紹軍全軍が作戦の見直しをしなければならなくなるぞ。」
----「一体何があったというんだ、早く、早く申せ!!(怒気を強める)」

普段は物静かである梁岱が怒鳴りつける。伝令兵は事の詳細を伝える。

梁岱「…我々は早々と曹操めの策にはまったわけか。」
----「袁煕殿が退いたのは良い判断だ。ここに曹操の本隊が来るのだとすれば袁紹殿の御子息である彼の首を一番に狙う。」
----「私が曹操ならまず部隊を割いて一部を我々の陣に、本隊は袁煕殿の軍を包囲して逃がさず殲滅する。」
----「…しかし顔良殿、いかがいたしましょうか、このままでは暫く援軍は望めず、また我々だけが孤立してしまいます。」

233:顔良 ◆CaOJ2IWD1OA8
11/12/26 11:08:03.36
顔良「……後退じゃ。ワシらの隊が死ぬ気でかかるなら、曹操に相応の傷は与えられよう。」
----「じゃがそれは兵を捨て駒にする危険な戦法、袁紹殿より預かりし兵を潰すことはできん。」
----「ここにとどまることに利無し、撤退の準備を始めてくれ。ワシが先頭に立つ、策はお前に任せた。」
----「無念じゃのう、これで曹賊めは袁家の軍を追い返した、と手を打って喜ぶじゃろうて。」

梁岱「分かり申した。では、まずは工事の中止と各隊への情報伝達。」
----「まだ明け方には時間がある。撤退は明日の日の出、それまで荷物をまとめた者から休息。」
----「勿体ないですが、この陣には火を放ち焼き払います。それから…撤退には向こうの、先ほど木を切り出した森を使いましょう。」
----「今のうちに火を放って焼いた後進みます。燃え残りがありましたら準備しておいた消火用の水を使いましょう。」
----「本当であればここで戦うための物だったのですが意外なところで役立ちますね。砂が混じり飲み水には到底使用できませんし。」
----「それと…先頭には私が簡易訓練を施した特殊部隊を置きます。彼らには馬は不要、短剣を持たせれば十分に立ち回ります。以上です。」

顔良「ハッハッハ、まったくお前は優秀な副官だ。一軍の将に抜擢してやりたいぐらいたぞ。」

(顔良軍も撤退の準備、及び森に火を放ちました。)

234:無名武将@お腹せっぷく
11/12/26 12:31:48.18
746 名前:クマッタ ◆.pDAHD/fcA :2011/12/26(月) 01:38:41.61
とりあえず延津組はいったん撤退

さて、ネタの方も工夫がいるのかなっとw


747 名前:曹操の中の人物  ◆.c.c.k.k.. :2011/12/26(月) 02:24:33.95
あらま、潔い引きっぷりですね( ^∀^)ゲラゲラ

と、あのまま残るのであればもう一枚のカードを出す予定でしたが
それは次の機会に出しますねw

さて、さすがに睡魔が襲ってきて冷静な判断が出来ないので寝ます~
クマッタさん+皆さん、おや&ノシ

235:無名武将@お腹せっぷく
11/12/26 12:32:34.75
馴れ合いのネタになりきりを活用

236:曹操 ◆XgzPoOaLlE
11/12/26 13:06:31.98
最後の全裸族

237:無名武将@お腹せっぷく
11/12/26 13:18:20.93
646 名前:小魔玉@三戦板の失地王  ◆.c.c.k.k.. :2011/12/25(日) 21:37:04.68
>>644
オイラと小銀玉さんは尻合いですからねw

>>645
若い頃に珍宝様を無理に使いすぎたんでしょうね?
何せ小銀玉さんは“ヤンチャ”でしたからね( ^∀^)ゲラゲラ

手前の女性?
違います違います、左端に半分だけ顔が写っているのがオイラの彼女ですよw


647 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/25(日) 21:38:43.61
小魔玉は熟女プレイ派か


648 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/25(日) 21:44:31.85
小魔玉様ハァハァハァハァ





うっ







ドヴュッ!


238:無名武将@お腹せっぷく
11/12/26 13:50:56.45
袁紹軍との戦いが始まる少し前、汝南での叛乱を知った曹操は先鋒として裨将軍・宋憲殿を
派遣した後、後詰として第三軍の曹仁を派遣する為、彼を司空府に呼んだ。

【許昌・司空府】
曹操「子孝(曹仁)よ、そちには叛乱鎮圧の後詰を命じる。副将には子和(曹純)、参軍には
   劉馥を充てる。また、此度の鎮圧に際して子孝は鎮南将軍の位に就くように上奏する」
曹仁「………ははっ」
曹操「どうした子孝、不服でもあるか?」
曹仁「命令ですので不服とは言いませんが、出来る事なら孟徳殿と共に袁紹攻め参加したかったですがね」
曹操「ふふっ、離れたくないとは予の事が好きなのか?」
曹仁「ばっ、何を言っているのか孟徳殿!?」
曹操「かかかっ、子孝をからかうのは飽きぬから善いわ」
曹仁「冗談は置いといて、何故に先鋒は裨将軍にされたんですか?
   それにそれらに加わる者達の殆どは旧呂布幕下で固めており、何と歩兵部隊には青州兵の者らも
   おるとか…そのような者達でなくそれがしの一隊のみで敵を駆逐できようものですが、納得のいく
   答えを聞きたいものですな」
曹操「賈詡、この鼻息の荒い大将に教えてあげるがよい。本来の目的をな」
曹仁「本来の…目的?本来の目的とは敵の殲滅では?」
賈詡「ではお伝えします、今回裨将軍をはじめ先鋒隊の多くを占める配下の者達は呂布に仕えていましたが

239:無名武将@お腹せっぷく
11/12/26 15:56:34.94

     馬鹿かお前! 
\____    _______/
        \/         
        / ̄ ̄\   バカ?    ____
      /       \        /     \_ : ハァハァ...
      |::::::        |   : / /  #   ;,; ヽ
     . |:::::::::::     |   /⌒  ;;#  ,;.;::⌒ : :::\   
       |::::一般市民 |  / -==、   '  ( ●)  .:::::|  「劉備と諸葛孔明を徹底的に叩いてきたぞ!偉大なる曹操閣下の名誉を取り戻すんだ!」
     .  |::::::::::::::    }   | ::::::⌒(__人__)⌒  :::::. ::::|      
     .  ヽ::::::::::::::    }    ! #;;:..  l/ニニ|    ::::::/ :
        ヽ::::::::::  ノ     ヽ.;;;//;;.;`ー‐'ォ   .;;#:::/   ハァハァ....
        /:::::::::::: く       >;;;;::..    ..;,.;-\
-―――|:::::::::::::::: \-―   /  曹操患者    \  ―



240:無名武将@お腹せっぷく
11/12/26 16:08:50.84
荒砂

241:無名武将@お腹せっぷく
11/12/26 16:34:49.18
八戸荒砂春日

242:無名武将@お腹せっぷく
11/12/26 19:22:21.66
八戸潜伏

243:無名武将@お腹せっぷく
11/12/26 19:25:30.60
ここまで連投

244:無名武将@お腹せっぷく
11/12/26 20:15:28.63
全部連投

245:曹操
11/12/26 21:44:27.95
゜゜(´O`)°

246:沮授 ◆.pDAHD/fcA
11/12/26 22:37:24.15
【河北軍本営】
沮授「………」

(沮授は黙して一切語らない)
(その姿が、ピリピリとした只ならぬ空気を醸し出している)

張郃「申し訳ない、俺とした事が敵の詐術に引っ掛かっちまって」
----「監軍殿に教わった事、何も覚えてなかったって言われても仕方ねぇ…」

高覧「いや、私が兵を叱咤して砦を力攻めすれば良かっただけの話」
----「この先陣の不始末の咎はひとえに私の失態によるものでございます」

張郃「おい、お前ッ!!」

高覧「い、いやッ!!」

(二人は額を地面にこすり付けんばかりに謝罪を繰り返す)

沮授「……馬鹿者どもめ」
----「この失態、于禁の首一つ刎ねて参れば不問に付す」
----「次の攻撃に備え、兵の準備を怠るでない」

伝令「袁煕様率いる第四軍!後方支援のため一旦下がるようです!」(>>231)

沮授「…袁煕殿に出頭するように伝えよ」
----「申したき儀あり、とのみ伝えればよい」

247:宋憲 ◆5HLANJUDJo
11/12/27 00:01:49.69
【汝南・“㶏強”《インキョウ》/夜】

(侯成は二千足らずの青州兵や、百に満たぬ騎兵と共に“㶏強”《インキョウ》へ駐屯していた)

侯成「……ふぅ、全く宋憲には遣りきれぬな」
青州兵「越騎校尉殿、宋将軍が如何したでありますか?」

(城壁の上。見張りの兵達の前で侯成は渋面を作る。宋憲に反感を持つ者の如く。それが民や青州兵に伝わる事を見越して)

侯成「主公の命で従軍したとは言え、あんな男の元ではお前たちもさぞかし気が滅入ろう。官兵の辛い所だな」
青州兵「その様な事を仰っても宜しいのでありますか?」
侯成「ふふっ、そう警戒する事は無い。軍権はあれど曹公麾下の青州兵を不満を漏らしたと言う理由だけで処断はしない」
青州兵「……越騎校尉殿は、裨将軍殿をどう思っているでのありますか?」
侯成「宋憲は内心呂布にも比肩せり、と自惚れている所がある。しかし――」
青州兵「……」
侯成「内実は人質を取らねば満足に降兵も督せぬ……宋憲、真に見下げ果てた奴よ」

(侯成の言は別段本心では無い。見えざる靄の如く城内に燻ぶる不満を少しでも和らげようと言う、彼なりの小細工である)

侯成「だが、私の思いは乱の鎮圧のみ。討伐すべきも民を害する賊のみ。他に無用な危害を加えようなどとは夢にも思わぬ」
青州兵「……左様でありますか」
侯成「賊は此処の奪還を目指すやも知れぬが門は急造。守りはお前たちが頼り。防戦の際は大いに力を振るってもらいたい」
青州兵「改めて申されずとも、司空殿の命で汝南の地を踏んだ時より、そのつもりであります」
侯成「それは頼もしい……そう言えば、曹仁殿の到着も近いな」

(侯成は思案する。曹仁の隊が何処を通るかを。“㶏強”《インキョウ》か、召陵か、定頴か)

侯成「(何処を通るにせよ、陣の事は伝えておかねばな。合図も)」

(侯成は数十騎残した騎馬兵の内、ニ騎を呼んで伝える)

侯成「現在、宋憲は召陵の東五十里に陣を築いている。小高い丘の上に。
   陣の北側には湖沼があって湿地。西側は木々が生い茂る森、東と南は平野。
   お前たちは曹仁殿が到着したら、陣の西の森に伏せていてもらいたい……と伝えよ。
   さらに伝える。そのまま伏せてもらいたい時は天の真上に向かって、五本同時の火矢を射る。
   陣に進軍して欲しい時は、それをもう一度繰り返す、と」

(ニ騎の伝令は侯成の言葉を持って、それぞれ召陵、定頴に向かう)

248:宋憲
11/12/27 07:11:19.14
維新の会とは連立を組んだのだ
共産党、ナチ党、労働党、雑談党とも連立し
全て受け入れる新党の理念を実行に移すのだ!

249:無名武将@お腹せっぷく
11/12/27 08:01:23.45
716 名前:無名武将@お腹せっぷく[] 投稿日:2011/12/27(火) 01:01:35.10
【曹操患者コテ一覧】
奇矯屋onぷらっと ◆a..l..g..o…光武帝マンセー・曹操患者・ネット右翼・基地害長尾厨・狂伊達アンチ・GKの歴史系諸板における黒幕。
                   ぷら様(笑)などと呼ばせて患者から神聖視されている。
小銀玉@ ◆KANNUJonHU…患者批判スレの住民たちを混乱させるために関羽信者に偽装する曹操患者。なぜか関羽嫌いの曹操患者に叩かれないため発覚した。
                   また、孔明アンチスレで孔明をニート扱い・厨二病扱いしたことから孔明アンチであることも発覚した。
みじんこ ◆A5eK1PRE8BT6…光武帝マンセー、曹操マンセーの典型的患者コテ。光武帝を守るために曹操を切り捨てることも。
アンジェ ◆Enju.swKJU…曹操の詩を無条件でマンセーする患者コテ。同時代の孔融の詩にも劣るという指摘に発狂した。
雪碧 ◆B6Yb/Hu72k…好きな武将が司馬懿、賈詡、荀彧、荀攸、魏延、曹洪、曹操、朱元璋という典型的患者コテ。関羽アンチな言動も見られる。
◆W0wczkw01o…魏延マンセー、孔明アンチの典型的患者コテ。小学生の頃から孔明アンチという筋金入りの患者人生を送っているリアル病人。
沮授 ◆.pDAHD/fcA…曹操マンセー、劉備アンチの典型的患者コテ。劉備を曹操に勝てない人物、関張を見捨てる非情な人物であるかのように描写した駄文SSを書いている。

【関羽患者コテ一覧】
◆0cm5bEPo3u.2…李世民マンセー、関羽マンセー、小沢信者という典型的関羽患者。患者批判スレの>>1と同一人物という噂もある。
ひょーりみ ◆00/FP3k5IQ…関羽の熱狂的信者。患者という扱いを受けるほど常軌を逸してはいないが引き続き注意は必要か。

717 名前:無名武将@お腹せっぷく[] 投稿日:2011/12/27(火) 01:16:02.87
孔明狂信者発狂wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

718 名前:無名武将@お腹せっぷく[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:23:18.15
孔明過大評価スレって、
論争するように見せて、1(みじんこあたり?)と小金玉の患者コテがなれ合いで
孔明をdisるスレってだけだな
心底かまって欲しいだけだろ

最後はネタで終わるつもりだろうから、あまり相手にはしない

719 名前:1 ◆4ejD01EQV2 [] 投稿日:2011/12/27(火) 01:25:08.07
俺は曹操信者ではない。
何故孔明信者は孔明に批判的な人間を曹操信者と決め付ける病人だらけなのだ。
いい加減に病院にいけ。今はもう三国時代ではない。

250:無名武将@お腹せっぷく
11/12/27 08:27:16.36
>>249
このスレの参加者一覧?

251:無名武将@お腹せっぷく
11/12/27 08:31:06.17
ここはクマッタ蛆虫が新党での馴れ合いでリーダーシップを取りたいがために始めたスレだろ

252:無名武将@お腹せっぷく
11/12/27 08:39:58.53
おい小倉、ヅラの位置完全におかしいぞ・・・、
そこまでして数字ほしいか・・・。

253:農奴
11/12/27 08:55:56.28
おのー 文字多いよ
もっと分かり易く書いてよ

254:無名武将@お腹せっぷく
11/12/27 09:58:15.41
>>249
沮授 ◆.pDAHD/fcAはクマッタだぞ

255:袁煕 ◆aw9I1QevyY
11/12/27 10:05:36.57
【袁煕軍本営】

伝令「顕奕様・・・。監軍様がご出頭なさるようにと・・・。」(>>246

袁煕陣営にどよめきが広まる。
将らは固唾を飲んで袁煕を見つめる。

袁煕「ははっ・・・。仕方ない。自業自得だ。」 
   「出頭するとしよう。焦触、張南、郭図はここに残り、なにかあった際には第四軍を指揮せよ。」
   「何もない場合は動いてはならぬ!いいな?」

郭図・張南・焦触「「「ははっ!!!!」」」

袁煕「予は最小限の人数で監軍殿の本営に参る!」




【河北軍本営】

袁煕「守衛よ。監軍殿に第四軍大将・袁顕奕が参った伝えてほしい。」
   

256:無名武将@お腹せっぷく
11/12/27 10:16:03.80
クマッタ蛆虫の巣窟

257:無名武将@お腹せっぷく
11/12/27 10:17:33.08
袁煕 ◆aw9I1QevyY蛆虫

258:田豊 ◆qCNHKVnckuhL
11/12/27 10:19:52.31
―獄中―

沮授が延津で負けたか。
沮授でさえ勝てぬのならば、白馬は言わずもがなだな。
本初、袁家が四代目にして生んだ傑物よ。
お前は天下人たるにはやはり小さすぎた。

だが、沮授が一目置く劉玄徳、あの者ならばあるいは・・・。
本初、劉玄徳が天下を治めるためには、お前が精一杯曹賊相手に踏んばらねばならんぞ。
曹賊の河北制圧が遅れれば遅れるほど、劉玄徳にとっては追い風となろう。
十年・・・いや十五年は凌いでみせろよ、本初。

259:無名武将@お腹せっぷく
11/12/27 11:00:40.62
255 名前:袁煕 ◆aw9I1QevyY :2011/12/27(火) 10:05:36.57
【袁煕軍本営】

伝令「顕奕様・・・。監軍様がご出頭なさるようにと・・・。」(>>246

袁煕陣営にどよめきが広まる。
将らは固唾を飲んで袁煕を見つめる。

袁煕「ははっ・・・。仕方ない。自業自得だ。」 
   「出頭するとしよう。焦触、張南、郭図はここに残り、なにかあった際には第四軍を指揮せよ。」
   「何もない場合は動いてはならぬ!いいな?」

郭図・張南・焦触「「「ははっ!!!!」」」

袁煕「予は最小限の人数で監軍殿の本営に参る!」




【河北軍本営】



260:劉備
11/12/27 12:53:41.68
変態性癖、M奴隷願望、羞恥的行為などで興奮してしまう貴女様を募集してますプレイ内容は
野外露出、野外緊縛、強制放尿、股縄渡り、アナル調教、浣腸プレイ、排泄鑑賞、飲尿、飲精、聖水、快楽責め、拘束、羞恥、屈辱的性行為など
NG行為がありましたら告知してください

261:沮授 ◆.pDAHD/fcA
11/12/28 01:02:51.06
>>255
【河北軍本陣】
沮授「よう、参られたな」

沮鵠「袁煕様は我が君の御子息ですぞ父上ッ!!」

沮授「黙れ」

沮鵠「…」

沮授「豎子、汝は軍律を如何に考えるや?」
----「貴様が凡愚なのは衆目にも明らかなれど、貴様の失態で顔良や張郃が」
----「危うく敵の奇策に嵌り、討死する所であったと言うに、おめおめと我が前に参ったその厚顔ぶりには」
----「反吐が出るとしか申しようがない」

沮鵠「…!?」

沮授「貴様に士としての誇り在れば、顔良に謝罪し直ちに白馬を攻略せよ」
----「白馬攻略の人選は貴様が為すがよい」
----「万が一、攻略に失敗した時には軍律に則り、貴様を必ず斬に処す故」
----「くれぐれも、失態の無き様心して攻略に取り掛かるべし」

沮授「以上である」
----「直ちに攻略に着手すべし」

262:審配 ◆SWSF.9/ovIcr
11/12/28 01:26:14.18
>>255>>261
(沮授が袁煕を叱責したことで、本陣には緊迫した空気が流れていた)
(そのとき、不意に拍手が鳴り響いた)
(誰もがそのあまりにも不謹慎な音の方に目をやる)
(衆目を浴びてもなお拍手を続けながら、男は口を開いた)

流石は沮将軍、「将、軍中にありては君命を聞かざる事あり」を地で行かれるお方よ。
いかに主君の子とはいえ、その行いに咎あれば徹底的に糾弾する。
それでこそ将たる者のあるべき姿。顕奕殿も沮将軍の振る舞い、しかと学ばれておくが良かろう。

…さて沮将軍。
貴公が私の才に対して些かの疑念を持っていること、いかに愚昧な私とて薄々感づいておる。
そろそろ貴公の疑念を払拭し、私の名誉を回復する機会を与えていただきたいのだが?
兵は神速を貴ぶばかりのものではないこと、貴公に証明してみせよう。

(袁家の将軍の多くがそうであるように、審配もまた非常にプライドの高い男だった)
(審配は沮授に対して挑戦的な視線を送りつけ、司令官の言葉を待っていた)

263:沮授 ◆.pDAHD/fcA
11/12/28 01:39:58.24
>>262
【河北軍本陣】
沮授「卿の価値は攻撃ではなく守備に在る」
----「その粘り強さ、用兵の巧みさは特筆に値するが卿には疾風のような疾さが無い」

(沮授は冷ややかに笑う)
(その冷やかさの中に、強烈な自負心と憤怒が渦巻いている事を沮鵠は知っていた)
(まずい、これはまずい事になってきたぞ…)

沮鵠「ちょ、ちょっと…」

沮授「卿は疾さを軽んじておるようだが、」
----「それならば卿には卿なりの成算があって、そのような不遜な言を吐くと見ゆる」
----「宜しい、それでは卿の必勝の策を聞いてみようではないか」
----「まさか、まさか兵力だけを恃んで力で押しまくる、などとは申すまいな?」
----「河北にその人在りと言われる名将の『必殺の奇策』、古の神術にも比肩するものであろうな…」

沮授「では卿の神術、拝聴致そう」
----「もし、愚策しか浮かばぬならば黙っていてもらおうかッ!!」

264:袁煕 ◆aw9I1QevyY
11/12/28 09:17:56.52
>>261
【河北軍本陣】

袁煕「ははっ!!!」爆笑
   「敵の奇策にはまったのが予のせいであると仰りたいのだな?監軍殿・・・。」
   「本当にそうなのか・・・?まぁそれは置いておこう。ハハッ!!!」

場は緊迫していた。
沮授と袁煕の一言一言に注目する将らがいた。


袁煕「顔良への謝罪の件は承知した。」
   「しかし白馬攻略の件については納得できない。あれだけ白馬攻略を避けていた沮授、いや沮将軍様が行おうとするのだ?」  
   「理由が聞きたい。死にに行けと言われてただ死ぬより意味そして納得のいく死にしたいのでな。」

そんな時にある人物が拍手、口を開いた。
袁家の中心的将軍である

審配「流石は沮将軍、「将、軍中にありては君命を聞かざる事あり」を地で行かれるお方よ。」
   「いかに主君の子とはいえ、その行いに咎あれば徹底的に糾弾する。」
   「それでこそ将たる者のあるべき姿。顕奕殿も沮将軍の振る舞い、しかと学ばれておくが良かろう。」(>>262

袁煕「審将軍の仰る事もごもっともだ。しかと心に刻んでおこう」
   「しかし何故白馬を攻略するか?それは聞いて参らねばならぬ。」
   「さぁお聞かせください?沮“将軍様”?(ニヤリ」

265:無名武将@お腹せっぷく
11/12/28 09:33:44.00
クマッタ蛆虫の巣窟

266:無名武将@お腹せっぷく
11/12/28 12:41:00.62
なりきり党を結成したらどうだ?

267:審配 ◆SWSF.9/ovIcr
11/12/28 17:57:41.02
>>263
(沮授の言葉に黙って耳を傾ける)
(もちろん、その顔に不敵な笑みを浮かべ続けることで、審配は己のプライドを保ち続けていた)

…これはこれは、思っていた以上に沮将軍は私を低く見ていらっしゃるようだ。
「その疾きこと風の如く」、確かに兵の道において、将の決断の速さは非常に重要なものだ。
一方で拙速なる軍事もまた厳に慎まねばならぬもの。
将とはまこと難しいものですな?

さて、沮将軍。
「彼を知り、己を知れば、百戦危うからず」とは兵法の基本中の基本。
これは私が独自に諜報を行った結果知ったことだが、我ら河北軍以上に、曹軍は兵糧の確保に苦しんでいる。

ならば、我ら河北軍は真綿で曹操の首を絞めるが如く、白馬・延津の両拠点をじわじわと包囲殲滅すべきと存ずる。
主公はこたびの決戦において王者としての戦いを望まれておる様子。
我らの主公への反逆を望む者たちを心身両面で追い詰め、心底からの降伏を引き出すことこそ、最上の勝利ではないか?

268:無名武将@お腹せっぷく
11/12/28 19:50:46.83
726 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/28(水) 19:00:49.90
756 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/28(水) 12:20:27.79
なりきり党を結成したらどうだ?


757 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/28(水) 13:09:38.86
なりきり党メンバー

小魔玉
クマッタ
クーロン
みじんこ
アンジェ
可児庵




727 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/28(水) 19:45:49.29
小魔玉様は三戦一のイケメン!!!!!!


728 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/28(水) 19:46:23.70
三戦一のイケメンははいだらー様じゃボケ!


269:夏侯惇 ◆BgWUIS7UB.
11/12/28 20:18:27.20
>>229
夏侯惇「おう、孟徳、子孝」
------「随分楽しそうに話しこんでるじゃないか」
------「おおかた悪戯の思い出話か何かだろう?」
------「俺も話に入れてくれ」

270:沮授 ◆.pDAHD/fcA
11/12/28 21:40:28.45
>>264
【河北軍本陣】
袁煕「ははっ!!!」爆笑
----「敵の奇策にはまったのが予のせいであると仰りたいのだな?監軍殿・・・。」
----「本当にそうなのか・・・?まぁそれは置いておこう。ハハッ!!!」

沮授「愚物が」

沮鵠「ち、父上ッ!!」

沮授「汝如きに率いられる軍兵が哀れでならぬ」
----「『本当にそうなのか?』じゃと?」
----「貴様の失態以外に、緒戦の蹉跌の原因があろうやッ!!」
----「王者のフリをした所で貴様の暗愚さは隠しようもないわ」

沮鵠「そ、その辺で…」

(沮授の表情がみるみる冷たさを増してゆく)
(これが、この男の敵の多さの原因でもあった)

沮授「…鵠は黙っておれ」
----「袁氏の血以外に貴様に見るべきものなど一切ない」
----「たまたま幸運に袁本初の子に生まれたが故、貴様如き豎子がここに居る将士と」
----「対等な口を利いているという事実を、まず認めてはどうじゃ?」
----「貴様のような愚物の話を聴くだけでも汚らわしいが、あえて教えて遣わす」
----「白馬を攻略致す事に意味などない」

沮授「敵の罠を看破し、全軍を投入して敵の裏を?く策を貴様が台無しにしたが故に」
----「危険を冒して曹軍の本隊を叩く以外に残された手が無くなってしまったわ」
----「全軍の将士を危険に晒し、あまつさえ敵の本隊との対決を恐れる貴様のような愚物」
----「先陣を切って、討死して汚名を雪ぐがよい」
----「名門の子弟としての誇りを守らせてやろうと申すに、随分と勘違いをした物言いよの…」

271:沮授 ◆.pDAHD/fcA
11/12/28 21:51:25.60
>>267
【河北軍本陣】
沮授「卿は我が軍の事を何も分かっておらぬ…」
----「まず、我等は二つの面で曹賊に比べ不利」
----「一つ目の不利は、河を背にして戦わねばならぬ事じゃ」
----「河を背にして戦うは、背水の陣の様な奇手以外では絶対的な不利でしかない」
----「大兵を率い、安全に河を渡り、そして正面から決戦を挑むような悠長さは」
----「公孫伯珪には通じても、曹賊には通じぬわッ!!」

(怒気を含みながら沮授は続ける)

沮授「そして二つ目の不利はは、兵站の輸送が勝てば勝つほど困難になる事じゃ」
----「勝てば勝つほど、兵站は伸びる」
----「勝たねば我が軍の士気は弛み、どんどん戦は困難になるであろう」
----「進むも地獄、退くも地獄…」
----「卿は王者の戦などと寝言を申すが、戦に王道も覇道もない」
----「勝つか負けるか、それだけよ」
----「変な欲を出すのが我が君の意思ならば、河北軍はきっとこの地で全滅するであろう」

272:曹操@司空  ◆.c.c.k.k..
11/12/29 01:48:03.46
>>269
袁紹軍との戦いが始まる少し前、汝南での叛乱を知った曹操は先鋒として裨将軍・宋憲殿を
派遣した後、後詰として第三軍の曹仁を派遣する為、彼を司空府に呼び、大方の内容を伝え
雑談に興じていると夏侯惇が司空府を訪れた。

【許昌・司空府】
曹仁--「ははっ、頭に入れておきます」
曹操--「子孝の場合、頭に入れておくだけでは心配だがな、はははっ」
曹仁--「くぅ~何とでも言いなされ」
曹操--「では鎮南将軍よ、南に蔓延る賊を悉く殲滅せよ!!」
曹仁--「ははっ!!」
夏侯惇「おう、孟徳、子孝随分楽しそうに話しこんでるじゃないか
    おおかた悪戯の思い出話か何かだろう?俺も話に入れてくれ」
曹操--「元譲(夏侯惇)か、いや子孝に南で起きた叛乱の鎮圧を任せたのだが、一人では
    心細いと予に泣きついておって困っているところだ」
曹仁--「いつ私めが泣きつきましたか!!」
曹操--「はははっ、予ではなく元譲に泣きついてみてはどうだ?」
曹仁--「断固、お断りします!!」
曹操--「断ってもらわねば予が困る、元譲にはこれより始まる袁紹との戦いに予と共に
    出陣してもらわなければならぬからな。そこで元譲、君にも子孝と同じく
    “前将軍”の官職に就くように上奏するゆえ、以降は前将軍と名乗るがよい。」

そして時間が経ち、>>212官渡城にて…

【司州・官渡城】
曹操「于禁より袁紹軍との会戦の報が届けられた。これより出立に際しての編成を行う」

○官渡城守備:夏侯惇(副将に夏侯淵の甥である夏侯尚、参軍に郭嘉、程昱)・2000人
○輜重軍:李典・500人

曹操「官渡城の守備には夏侯惇、夏侯尚、郭嘉、程昱、そして李典を残すゆえ後を任せる。
   元譲よ、守備兵と輜重兵を合わせて2500人で官渡城を守る事。官渡城は白馬、延津と
   許昌の中間地点に位置する最重要拠点である。仮に白馬津か延津が抜かれた場合、許昌への
   進軍を食い止める為、絶対に死守せねばならぬ…何、袁紹軍を官渡城に攻めこさせぬように
   予が何とかするがな、はははっ(そう言いながら笑う曹操)。では改めて元譲に命を下す。
   官渡城を守備すると共に延津、白馬への後方支援。そして許昌との密なる連絡など、全て
   重要な任務ゆえ、後を任せたぞ前将軍・夏侯惇よ。」

※これにより夏侯惇さんは副将の夏侯尚と軍師の郭嘉と程昱、そして輜重隊の李典を扱えます。
 官渡城の守備兵2500人を使って後方より偵察や斥候、謀略など存分に手腕を発揮して下され。


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