11/12/15 00:42:22.82
>>109
【許昌・司空府】
近臣「司空様、ただいま宋憲様がお見えになりました」
宋憲「失礼いたします。主公、お呼びでしょうか。」
曹操「よく来た宋憲、早速だがそなたに特命を下そうと思っている。
その内容とは袁紹軍に寝返り内部より破壊と諜報活動をし、
場合によっては袁紹を討つ事。また袁紹軍に寝返る際
①元呂布配下で同僚であった張遼の下に組み込まれた不満がある為
②曹操自身に対する不満がある為
③大軍を擁する袁紹軍に魅力を感じた為
この三つの理由と人に頼られるのが好きな“あの”袁紹であれば
高い確率で信じるであろう…」
鍾繇「………(袁紹を討つということは宋憲殿の身が十中八九危険であるな)」
曹操「はははっ、しかしこのような小細工は今となっては役に立たぬし、第一に
宋憲にはもっと重要な役を頼むとするので中止とする。(そう言いながら
笑っているが、表情には一切笑みを見せない曹操)
そこで話は変わるが、そなたに聞きたい話と伝えたき儀の二つがある。
まず最初に聞きたい事だが、そなたの配置されている第一軍だが、この軍団は
旧呂布配下の兵士(呂布を筆頭に張遼・高順・宋憲・魏続の兵士等)によって
形成されているが、数年前まで敵として戦ってきた我が軍との折り合いに関して
確執など無いのか正直な話を聞かせてほしい。
そして伝えたき儀とは宋憲の官職叙任である。同僚である張遼が盪寇将軍の
官職にあるのに、宋憲が無官であるのは面白くなかろう?ゆえに帝に上奏し、
宋憲には《裨将軍》の官職に就くように手配しておく」