12/10/10 14:54:44.43
嫁のいないテーブルで、長女の賢そうな目と次女の大きな目に晒されて俺はそれまでになく緊張した。
俺はやっぱり敵だったか?中学生女子の罵倒がどんだけキッツイもんか、俺は身をもって知ってる。
ガチガチになる俺をよそに、長女が「俺さんて、お母さんのことが好きなんだよね?」と聞いてきた。
「お母さん、凄いモテるの、知ってる?」「うん」
「不景気に看護婦だもん、強いよね。まだ若いし。でもいっつも私たちに遠慮して断ってるの」「うん」
「どれだけモテてるのか、教えてくれないから知らない。でも会わせてくれたのは俺さんが初めて」「うん」
「私たち、何度も話し合って決めてたんだ。お母さんが再婚したいって思った時反対しないでいようって」「…」
「お母さん、ああいう人だから、私たちに会わせるってことはかなり前向きに考えてると思うの」「…」
「本人はあんまり解ってなさそうだけどw」「そうだね」
「でもお母さん、自分の幸せは私たちも込みだと思ってるから」「うん」
「それでも会わせてくれたってことは、俺さんは私たちも大事にしてくれそうだって思ったんだよ、きっと」「…」
「その辺は、私たちもお母さんを信用してるってのもあるけど」「…努力します」
「だから私たちを幸せに出来ないならお母さんには近づかないで、って言うのはやめとく」「…ハイ」
「でも私たちを幸せに出来ないと思ったら、多分お母さんは誰とも付き合わないよ」
俺は何言ったか覚えてないんだけど、俺の返事に長女がクスクス笑ってたのは覚えてる。(長女は未だに教えてくれない)
長女は次女と顔を見合わせてぽそぽそと相談、「ま、頑張って」と言うと、次女に嫁さんたちを迎えに行かせた。
次女は椅子から降りると「私、俺さん嫌いじゃない」と言ってくれた。(長女は「次女!」と止めてた)
次女が行った後、長女に「滅茶苦茶びっくりした、凄くしっかりしてる」と言ったら、「ほとんど旦那姉ちゃんの受け売りだよ」とバラしてくれた。