08/05/30 00:40:17
平成20年5月29日 朝日新聞東京版「声」
千葉市 34歳 地方公務員
私は子供を続けて出産したため、現在、育児休暇4年目。公園ママ友や幼稚園で知り合った
お母さんたちが、家事も育児も笑顔でこなす様を見る度に尊敬し、またうらやむことしきりです。
私もこのまま仕事を辞めて、子供の成長を見守りたいと思うこともありますが、今の日本で
専業主婦でいることのリスクを思うと、踏み切ることができません。
私は学生時代に癌で父を亡くしました。奇妙な言い方ですが、今の私達の平穏な生活は、
父が闘病して1年しかもたなかったためです。
父の死で団体保険の住宅ローンが完済扱いとなり、早い死によって多くならなかった借金は、
退職金や生命保険で完済できたのです。もし父が長患いしていたら家を手放し、弟も大学を
中退せざるを得なかったかもしれません。それを思うと、私は仕事を辞めることができません。
共働きでない主婦や主夫の方々は、稼ぎ手が長患いをしたり仕事ができなくなった時に備えて、
対策を取っているのでしょうか。その上での「専業主婦賛歌」なら同調したいのですが。