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1999年、当時無類の強さを誇っていた貴乃花の下に一人の青年が現れた…
稀勢の里「今のこの時代から4年後の1月場所、アンゴルモアからやってきた大王が横綱になります。
この世のものとは思えないほどの凄まじい強さを持った怪物が。」
貴乃花「何者だ?ハワイアンか?」
稀勢の里「いえ、モンゴリアンの中で最強と言われる力士、朝青龍です。
立ち向かったのですが、何しろ相手は横綱。何度か戦いましたが、膝蹴りを喰うのがやっとでした。」
貴乃花「待てよ。相手が横綱って…他の日本人力士は?」
稀勢の里「いません。10年後に健康で気概のある力士はオレ一人しか残ってないんです。
2010年の取り組みでは、千代大海さん、魁皇さん、琴光喜さん、他にも雅山さん、若ノ里さんみんな引退してしまったんです。
唯一善戦していた安美錦さんもオレに相撲を教えてくれた師匠だったのですが、ニヤけ顔ガキモくて・・・
日本人大関不在で相撲人気は衰えてしまったんです。
年月をかけ、楽しみながらじわじわと歴代記録が塗り替えられるせいで、オレのいる世界は地獄のようなものです。
強すぎる…強すぎるんですよ。モンゴリアンは!」
貴乃花「ま、待てよ。オラは、オラはどうなったんだ?オラもやられちまったのか?」
稀勢の里「いえ、貴方は朝青龍に負けていない。貴方は今から間も無く引退してしまうんです。そして5年後、花田勝さんと喧嘩してしまわれる・・・」