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箱根駅伝 残酷物語
ゲンダイネット 2012年1月5日(木)17時0分配信
<優勝請負人がやってきた東海大がまさかの惨敗>
明暗はくっきり分かれた。
笑顔で宙に舞った東洋大の酒井俊幸監督(35)は、「昨年(総合2位)の悔しさがあるので、本当にうれしい。
(優勝)記録(10時間51分36秒)に関しては、想像以上に選手が頑張ってくれた」と選手をたたえていた。
2年ぶり3度目の総合優勝を果たした酒井監督と対照的だったのが、前年は4位と健闘した東海大の両角速
監督(45)だ。昨年3月まで長距離走の名門校・佐久長聖(長野)で指揮を執っていた「優勝請負人」は大会前、
「“山の神”(東洋大の柏原=4年連続区間賞)封じの秘策がある」と豪語していた。しかし結果は総合12位。
上位争いどころか、シード権(10位以内)さえ落とした。
<故障者お構いなしのハードメニュー>
2日の往路は、昨年の箱根で最下位から17人抜きで区間賞を取った村沢(3年)が不調。今回も2区で区間賞
確実といわれながら3位に終わった。その後の4区でも大失速し、山登りの5区では14位にまで後退。早川(3年)
は昨年も5区を走っているが、ここまで調子を落としたのは両角監督の指導法に問題があるといわれている。
東海大の某OBは、両角監督就任後のチームの変化をこう明かした。
「故障者や不調の選手がいてもお構いなし。とにかく累積(走行)距離を増やす練習メニューをつくっていた。ある
選手が『ケガの選手は別でやるべき。メニューを見直してほしい』と提案すると、『そんな甘いことを言っていたら
優勝できない』と却下された。走り込みや追い込むことは必要だろうけど、故障した人間も同じというのは……。
もうついていけないと思った選手たちは、6時から始まる早朝練習をボイコットするという事態にまで発展した」