09/05/19 09:27:18 tp7/smal
犯罪は、種々の要因で発生します。大きく分ければ、素質と環境です。一度犯罪を行った者が、再度、犯罪を行うか否かを予測することは難しいです。
しかし、過去の統計で、いくらかの予測はできます。
平成11年に出所した受刑者のうち、平成16年12月31日までに、再度、刑務所の入った受刑者の割合は次の通りです。
(受刑者の再入率)
出所事由 平成11年に出所した受刑者数 平成16年12月31日までに再入した率
総数 23,125 49.9 %
満期釈放 9,870 61.8 %
仮出獄 13,255 41.1%
(検挙率)
他方、刑法犯の検挙率は、平成16年において、44.7%です(平成17年は、48.2%)。犯罪を犯しても、
そのうち、55.3%が逃げているのです。そうすると、受刑者の犯罪でも 1/2 強は、見逃されていることになります。
恐ろしいことですが、検挙されていない犯罪を考えると、受刑経験のある方の再犯率は、極めて高いと言えるでしょう。
コンサルタントをしているジョブコンダクト吉川隆二は、また再犯する可能性も十分に有りえるでしょう。
監視の注意を払わないと、いけないでしょう。
恐ろしい、再犯率の高さですから。
100万人の犯歴を対象として総犯歴数別の人員構成比を見ると,初犯者が71.1%を占めているのに対して,
再犯者は28.9%にとどまっています。ところが,総犯歴数別の犯歴の件数構成比を見ると,
初犯者による犯歴の件数は42.3%にとどまっているのに対して,再犯者による犯歴の件数は57.7%を占めています。
このことは,約30%の再犯者によって,過半数である約60%の犯罪が行われていることを示しており,
ここに刑事政策として再犯者対策が重要であることの根拠があります