12/08/01 23:31:49.20 0
ネモ「いいか、ジャン君。ここから先はもう君一人だ。全て一人で決めろ。誰の助けもなく。」
ジャン「僕は駄目です…駄目なんですよ。人を傷つけてまで…殺してまでネオアトランティスと戦うなんて…
そんな資格ありません。僕はネオアトランティスと戦うしか無いと思ってました。
でも、そんなの誤魔化しです。何も解ってない僕には、ネオアトランティスと戦う価値もありません。
僕には人のために出来る事なんて…なんにもありません!
ナディアにひどいことしました…優しさなんかかけらもない…ずるくて臆病なだけです…
僕には人を傷つけることしか出来ないんです…だから何もしない方がいい!」
ネモ「同情などしない。自分が傷つくのがイヤなら、何もせずに死ね。今泣いてもどうにもならん。
自分が嫌いなのだな…だから人も傷つける。
自分が傷つくより人を傷つけた方が心が痛いことを知っているから…
だが、どんな思いが思いが待っていても…
それは君が自分一人で決めた事だ…価値のあることなのだジャン君…
君自身のことなのだ…誤魔化さずに自分に出来ることを考え
償いは自分でやりたまえ。」
ジャン「ネモ船長だって…他人のくせに…何も解ってないくせに!」
ネモ他人だからどうだという事ではない!!今、ここで何もしなければ…世界は崩壊する…そして、我々全員が命を落とすのだ…
今の自分が絶対ではない…後で間違いに気付き、後悔する…
私はその繰り返しだった…ぬか喜びと自己嫌悪を重ねるだけ…
だが、そのたびに前に進めた気がする…
いいかジャン君…もう一度ネオアトランティスと戦って決着を付けたまえ。
ネオアトランティスと戦っていた自分に…何のためにここに来たのか…
何のためにここにいるのか…今の自分の答えを見つけたまえ…
そして、決着をつけたら、必ず戻ってくるのだ…」