11/11/30 20:54:32.76
黄金バットがマリーちゃんの呼び声に答えるのは、マリーちゃんが無闇に助けを求めないからだ。
軍人や一般市民がいくら死のうと彼女はそれを人間の業であると捕らえ、人間社会が成立するための犠牲であると断じ捨てる。
彼女が黄金バットを呼ぶのは、正義のために自ら命を賭した人間が―他人の為にその身を犠牲にする覚悟を持った人間が、
死闘に臨み、死力を尽くし、それでもなお力及ばず悪に敗れ去ろうとした時。まさにその時、あの高笑いが聞こえてくるのだ。
今はまだ、その時ではない。
人々の正義の心はいまだ負けず、戦い続けているからだ。
黄金バットは、まだ来ない。