11/02/21 05:01:52.50
>>104
宿舎の前には黒塗りの高級車が停車しており、運転手がいた。吉村さとみの実家は金持ちだ。
さあ、真木村さん、お乗りなさい。大丈夫よ、私の家の車だから。(さとみ)
車は音もなく滑りだす。東京のネオンサインが輝く。車内で長く重い沈黙がつづいた。
車は、黒ぐろと立つ大きな建物の前で停った。門から中に入る真木村とさとみ。学校だ。
真木村さん、ここが明法学園よ。ここで、わたしとこずえちゃんは、すごしたの。楽しかったわ。
(さとみ)真木村京子は、すこし動揺して、しかし興味深く目をこらしている。
さとみは、京子を校庭のケヤキの木のもとにみちびいた。この木の下で、こずえちゃんとわたし
はよく話をしたわ。バレーのこと、授業のこと、ふふっ、ボーイフレンドの事も話したのよ(さとみ)
京子は、顔を赤らめて。だからなんなんですか?!鮎原先輩は、この学校で病気なったんでしょう!(京子)
さとみの顔にすさまじい憤怒の表情がうかんだ!さとみは、京子の胸もとを押してケヤキの木の
幹に押し飛ばした。
そして、京子の首を両手で絞める!京子は抵抗するが、さとみの力は意外と強い。気が遠くなっていく京子。
どのくらい気を失っていたのだろう?京子が目をさますと、彼女は全裸にさせられていて、ケヤキの幹に
荒縄で後ろでに縛り付けられていた。暗い表情で、しかしその瞳を異様に輝かせながらさとみは京子にささやきかける。
京子さん。こずえちゃんはわたしのものなのよ。わたしはこずえちゃんと女になったの。わかる?
わたしたちの絆はあなたなんかにわからないのよ!
明法学園は、東京の文武両道の名門なの。富士見なんかの田舎高校じゃないのよ。勉強はできてあたりまえなの。そしてバレーよ。
ガリ勉しないといい成績とれないようなあなととはできがちがうの!こずえもわたしも!おもいあがっちゃだめよ!(さとみ)
さとみは、京子の顎を持ち上げ、彼女の顔を上にあげさせて、青い瞳をのぞきこんで、静かに言った。
さして、さとみは叫んだ。小林!でてきなさい!制服を来た初老の男性が現れた。そうだ、さっきの高級乗用車の運転手だ。