14/01/28 08:01:15.69 7Z3G/EWP0 BE:259765632-PLT(12072) ポイント特典
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伝えられぬ苦しみ「吃音」 就職4カ月、命絶った34歳
言葉が出にくかったり、同じ音を繰り返したりする吃音(きつおん)のある男性(当時
34)が昨年、札幌市の自宅で自ら命を絶った。職場で吃音が理解されないことを悩んで
いたという。自ら望んだ看護師の職に就いて4カ月足らずだった。100人に1人とさ
れる吃音の人を、どう支えればいいのか。学会が創設され、議論が始まっている。
男性は昨年3月に看護学校を卒業し、札幌市内の病院で働き始めた。
幼いころから吃音で、話し始める時に言葉がなかなか出てこない「難発」と呼ばれる
症状があった。「ん……」と無言が続き、足踏みを繰り返すなどの「随伴(ずいはん)
症状」もあった。緊張すると症状はよりひどくなった。
家族によると、男性は病院で吃音が理解されずに苦しんでいたという。男性は自己紹介
の用紙に自分の症状について書き、職場で理解してもらおうとしていた。「大声を出さ
れると萎縮してしまう」「話そうとしているときにせかされると、言葉が出なくなる」
だが、伝わらなかった。男性が残した手帳には、追い詰められていく様子が書き込まれ
ている。「どもるだけじゃない。言葉が足りない。適性がない」「全てを伝えなけれ
ばいけないのに、自分にはできない」。その字は、次第に乱れていく。親友には「続け
られないかもしれない」とメールを送っていた。
昨年7月末、病院からの連絡で母が駆けつけると、男性は自宅で死亡していた。携帯
電話には家族宛ての未送信メールが残っていた。「相談もせずに申し訳ありません。誰も
恨まないでください。もう疲れました……」。後になって、男性が昨年6月ごろから
パソコンで「吃音と薬」「新人看護師と死」などを検索していたことも分かった。
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