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★日テレのドラマ「明日、ママがいない」への声 第2弾 番組見て恐怖の記憶が甦り、リストカット
(中略)
●行き場のない人たちへの支援活動をしている女性
親に捨てられた悲しい過去をもつ若者は、あの番組を見てフラッシュバックをおこし、精神状態を悪化させ、リストカットに及びました。
放送日の翌日、「『明日、ママがいない』を見ましたか?こわかった・・・。ショックでした」と青ざめた様子でした。
「あれを見て昨夜、ものすごいパニックになって具合が悪くなって・・・」と語り、腕に3本の生々しい傷跡が残って
いました。ものすごく青ざめた顔でした。「こわかった・・」を何度も繰り返しました。もうそれだけでも、
このような影響を与える番組は、絶対に放送してはいけないと思いました。(中略)
最後のリストカットした若者のエピソードは、私にも相当にショッキングなものだった。この若者は、ドラマの
主人公たち同様に、幼い頃、親に捨てられた経験があり、長い間、児童養護施設で暮らしてきたという。
今も精神が安定せず、この女性が気にかけて面倒を見ている。ドラマを見て、封印していた記憶がフラッシュ
バックしてしまったようだ。
テレビの放送というのは、時に、制作者側が想像した以上に、いろいろな影響を見る側にもたらす。
忘れてならないのは、子ども時代に、虐待やネグレクトなどの体験をした子どもたちの心がとても繊細だということ。
今、施設で暮らす子どもたちへの影響も含め、いろいろなケースを想定してほしい。関係者がよく話し合い、
こうした子どもたちが抱える社会問題をどうやって伝えていけばよいのか、解決方法を見つけることを願っている。
水島 宏明法政大学教授・元日本テレビ「NNNドキュメント」ディレクター
URLリンク(www.huffingtonpost.jp)
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