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>>70 >>1
1999年ごろ、2000年、2007年ごろに書かれた、
日経新聞ワシントン支局長や東京本社主幹を歴任したエリート作者が描いた
「2055年までの世界史」 作者:水木楊
「ハルビン・カフェ」と「裸者と裸者孤児部隊の世界永久戦争」 作者: 打海 文三
「寒河江伝説」「人間狩り(旧題:2030年 東北自治区)」民俗文化作家 作者: 半村良
ここらをまとめると、2020年代までの世界予測は、こんな感じ―――――
21世紀前半、第二次世界大恐慌後、アメリカやEUの異民族乱立化による弱体化、
福島原発事故など、日中韓付近で相次いだ、原発重大事故、中国やロシアの強欲膨張、
アジア同時多重紛争の種火まき散らしの果てに経済格差や環境破壊が極限に達した。
中国とロシア、南北朝鮮の同時連鎖崩壊に端を発した地球規模の大動乱による
同時連鎖国家崩壊、あちこちで立ち昇った巨大な戦火は、
ヨーロッパ南部、アジア全域、アフリカ全域、中南米全域に大量の難民をつくりあげた。
異民族流入にうんざりした、アメリカやヨーロッパ、オーストラリアから武力排斥され
行き場を求めた彼らは、ユーラシアでただ一か国、平穏で裕福と目されていた
「とある極東の島国」に向って、争うように海を無数の大難民船団で渡った。
こうして、エネルギー危機、食糧危機と、ハイパーインフレの三重苦に見舞われた日本は、
急激な多民族の流入による著しい治安悪化に陥り、それは程なくして極限を迎える
ことになる。続く応化2年、「救国」を掲げる右派佐官グループによるクーデターと
首都制圧。日本政府軍と反乱軍による激しい内戦の勃発。
天皇家と日本政府首脳陣の国外逃亡。更にはアメリカ軍などの武力介入による
事態の深刻化、事態は、勢力の細分化で益々混迷を極めていく…応化12年現在―
日本含むアジア全域は、日本内戦開始から10年を経て、大都市周辺を支配するのは、
マフィア化した地域政府だけという、現代の戦国時代、五胡十六国時代と呼ばれる
状況下にあった。群雄割拠する武装した地方自治体同士の戦闘・街や村への襲撃、略奪・強姦…