14/01/19 03:44:39.53 iSdvsdS40
連中の言う、在日特権なるものが真っ赤な嘘であり、デタラメなものであることを知るだけでも
本書を読む価値がある。しかし、もっと本質的な疑問、「いったい連中は何者なのか?」という
ことを知るための決定版とも言えるのが本書である。
その中で在特会の本質を言い当てているとも思える箇所を、少し長くなるが、抜き書きしてみる。
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「在日が、なんとなく、羨ましかった」
現場付近をデモ行進した時、橋本も「朝鮮人は出て行け!」と大声で叫んでいた。
が、そんな彼の目に映ったのは、必死になって学校を守ろうとしている朝鮮学校OBの姿だった。
仲間や親たちとスクラムを組み、必死に学校を守っていた。
その中には、子どもも、年寄りもいた。いまは在特会から離れてしまった彼だからこそ、正直な心境を打ち明ける。
「僕らが持っていないものを、あの連中(在日のこと)は、すべて持っていたような気がするんです」
守るべき地域。守るべき学校。古くからの友人-在特会と対峙する在日の姿から、そうしたものが浮かび上がってきた。
「考えてみたんです。僕らは市民団体を名乗っているけど、地域の人間とともに立ち上がることができるのか。
そもそも出身小学校のために駆けつけることができるのか。家族とスクラムを組んで敵とぶつかることができるのか。
すべてのNOですよ。僕らはネットで知り合った仲間以外、そうした絆を持っていない。
僕はそれに気がついた瞬間、この勝負は負けだなと確信しました。」
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著者は、これこそが索莫とした個を生きざるを得なくなった我々日本人には、眩いばかりの「特権」ではないのか?
と問いかける。
白眉である。
なんだ、自分も在特会の連中も一緒じゃないか。ちょっとした躓きで、自分も在特会の一員になっていたかもしれないのだ。
そう、そこから在特会という内なる恥部を考え始めなければならない。
本書は、静かにそう問いかけている。
(「ネットと愛国」Amazonレビューより抜粋)