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【1月17日 AFP】アルコール飲料を毎日2杯(純アルコール量20グラム)以上摂取する中年男性は、
老後の物忘れの進行が最大で6年早まるとの研究結果が15日、米国神経学会(American Academy of Neurology)の
学会誌「ニューロロジー(Neurology)」に発表された。
一方、2杯未満のアルコール飲料もしくは全く飲まない人では、記憶や精神機能の衰えに関して明確な
差異は見られなかったという。
この研究では、5000人以上の中年男性を対象に、飲酒の習慣についてのインタビューを10年以上の
期間で3回行い、また記憶や認識機能を測定するテストも10年間で3回受けてもらった。
最初のテストを受けた時点での男性らの平均年齢は56歳だった。
研究によると、多量の飲酒を毎日続ける人の精神機能は、アルコールの摂取量が少ない人に比べて、
1年半から6年間分ほど衰えが早かった。また毎日36グラム以上アルコールを摂取する人に記憶や
脳機能の急激な低下が見られたという。
論文を執筆した英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(University College London、UCL)の
セベリーヌ・サビア(Severine Sabia)氏は、「中年男性を対象にした我々の研究は、飲酒量と認知機能の
衰えが進むスピードとの間の相関関係を示唆している」と説明した。
URLリンク(www.afpbb.com)