14/01/08 16:56:03.24 JszBTH/M0 BE:375743055-PLT(17072) ポイント特典
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千葉県社会福祉事業団が運営する施設で11月、知的障害がある19歳の男性入所者が、職員に虐待を受けて死亡した事件が明るみに出た。
さらに、暴行した職員が、その後の調査で増え続けるという異常事態に陥っている。社会福祉の現場は「低賃金、重労働」と言われ、
退職者が後を絶たず、職場が荒廃しているとも指摘されてきた。そうした問題が未だ悪化の一途を辿っているのか。
今後、「危険な施設」に入らずに済む見分け方はあるのか。社会福祉や介護の現場を歩いて、独自の調査を続ける東京財団の三原岳研究員に聞いた。(聞き手は金田信一郎)
今、問題になっている千葉県社会福祉事業団の施設ですが、発端は、知的障害がある19歳の男性入所者が、職員に虐待を受けて死亡した事件でした。
三原:あの施設は、障害者施設ですが、障害者総合支援法についても、介護保険と同様、サービス給付やコード数があって、同じような報酬体系で回っています。
社会福祉施設の現場は、労働時間が長くて不規則な割には、賃金が他の業種と比べても低いと言われます。こうした職場環境が、虐待につながっていると言われます。これは今も変わってない?
三原:離職率は、たぶん景気が上がってくると悪化する可能性がありますね。
介護保険に関しては「介護職員処遇改善交付金」という制度が2009年度補正で創設されました。
これは国が3年間で約4000億円を出して介護職の給与を月平均1万5000円引き上げる制度です。
それが3年間の期限が終わって、2012年度改定で「介護職員処遇改善加算」が介護報酬の中に入りました。
だから本来、事業者は介護職員の処遇を改善しなければならない。
実際は、改善していない?
三原:データは改善しています。全産業平均で見れば低いですが、給与は上がっているデータになっています。
ただ、景気が良くなっていくと分からないですね。離職率は2011年10月から2012年9月の間で17%となって、前年比でわずかに上がっています。
ここから景気が良くなっていくと、給与の高い産業に流れて離職率が上がってくる可能性があります。