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治安情勢が悪化している南スーダンで、国連平和維持活動(PKO)で展開中の韓国軍に銃弾1万発を日本が提供したことに関し、
韓国国防省報道官は24日、「予備量を確保するため臨時で借りたものだ。(銃弾は)不足していない」と語った。
日本側の説明では、施設を警備する韓国軍に銃弾が不足し、提供がなければ避難民の生命に危険が及ぶ可能性が高いと国連が判断、
日本に提供を要請。日本は「緊急の必要性・人道性が極めて高い」とする官房長官談話を出している。
韓国国防省の説明は、この状況と矛盾する。
韓国では、日本の自衛隊の活動領域拡大に批判的な声が強く、韓国軍が必要な銃弾を準備せず自衛隊から提供を受けたことで
政府批判が起きる可能性もある。報道官の発言はこうした批判をかわす目的もありそうだ。(共同)
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