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日本でも約3,000台の感染が確認された脅威 「ビットコイン発掘不正プログラム」 とは
by シニアスペシャリスト 岡本 勝之
現在、有力な仮想通貨のひとつに「Bitcoin(ビットコイン)」があります。このビットコインの「発掘(マイニング)」をユーザの PC上で無断で行う、ビットコイン発掘不正プログラムの被害が世界的に確認されています。
この不正プログラム被害に関するトレンドマイクロの調査で、特に日本での被害が多い実態が明らかになりました。
ビットコインとはネット上などでの決済に使用できる仮想通貨の 1つです。ビットコインの特徴として、発行元となる運営会社を持たず、P2P のシステムにより運営されている点があげられます。
P2P ベースであるため、他の仮想通貨と比べて非常に低いコストで取引が行えると同時に、取引の匿名性が高くなっています。
また、この P2P ベースで行われるビットコインの処理を支える仕組みとして、マイニングがあります。マイニングとはビットコイン取引に必要な計算に協力した対価としてビットコインを獲得できる、というビットコイン処理の仕組みです。
「ビットコインマイナー」と呼ばれる、ビットコインマイニング用のツールも一般に出回っています。
このビットコインのマイニングが攻撃者に悪用されています。侵入した PC上でビットコインマイニング用ツールをインストールしたり、不正プログラム自身がビットコインマイニングの処理を行い、金銭利益を得る攻撃は以前から確認されていますした。
今回、トレンドマイクロのクラウド型セキュリティ対策基盤である「Smart Protection Network」においてビットコインマイニングを行う不正プログラムの被害傾向について調査を行ったところ、
ビットコイン発掘不正プログラムやそれに悪用されたマイニング用ツールに関して、過去 3カ月間に全世界で約 1万2千台以上の感染が確認されました。
感染台数
2013年9月 5,867
2013年10月 2,518
2013年11月 3,828
計 12,213
表1:過去 3カ月の全世界でのビットコイン発掘不正プログラム感染台数