13/10/19 11:00:05.25 u15FpCIDO
>>159
■最低賃金について世界の動きを見てみると…
EUでは、いまや時給は1300円(ユーロを円に換算)の時代。
イギリスは、ブレア首相時代の成果の一つが、数次に渡って最低賃金を改定し、時給を800円台から1300円台近くまで引き上げたこと。
アメリカでは、ブッシュ政権の下で最低賃金はずっと抑えられてきた。しかし、2006年の中間選挙で共和党が負けて、民主党が勝利した。そして勝った民主党が提案して、2007年春、2年間かけて全米の最低賃金を、5.15ドルから7.25ドルにまで引き上げることを決めた。
『今までの金額だと日本とほぼ同じ水準だったが、これによってかなり引き上げられる。購買力平価からいえば、この法律によってアメリカは、時給1000円の国になる』。
他の先進国と比べて、日本は最低賃金がとても低い。そして、税や社会保障をみると、所得の再分配の配慮は少なく、そういう意味において、貧困者対策の非常に乏しい国であるといって良い。
そして、最低賃金においても、いちばん低いという不名誉なことになった。
これは全て、政治の貧困に帰する。逆にいえば、政治がきちんと機能すれば、変えることができるのだ。