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[独ネーベルホルン杯]美姫 周囲から嫌われるのはなぜか
フリーの最低技術点もクリアして復帰初戦2位
かつての世界女王が復調をアピールした。フィギュアスケートのネーベルホルン杯2日目
は女子フリープログラム(FP)を行い、4月に女児を出産した安藤美姫(25)は
103・07点をマーク。前日のショートプログラム(SP)と合わせて総合2位だった。
国際スケート連盟(ISU)が定めたSPの最低技術点(20点)を上回る30・13点を
マークし、FPの同36点もクリア。ソチ五輪の出場資格を得た。
今後は全日本選手権(12月)とGPシリーズで五輪代表入りを目指すが、
安藤への風当たりは日増しに強くなっているという。
安藤は今年の12月で26歳。フィギュアスケーターとしてのピークは過ぎている。
バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央(23)はソチを最後に引退を表明しているだけに、
関係者の間からは「18年の平昌(韓国)五輪に向けて若手1人をソチの代表に入れて
経験を積ませるべきだ」という声が上がるのは当然だろう。
GPシリーズで入賞者がいない場合などは、ISUランクをもとにして代表選考が行われるが、
安藤の落選は確実視されている。
年齢や実力以上にネックになりそうなのは安藤の人望のなさらしい。世界選手権を
2度(07年東京、11年モスクワ)制した女王とはいえ、これまで安藤のわがままぶりに
手を焼かされてきた関係者は少なくない。安藤は気分屋で、自分の納得する演技が
できなかったり、気に入らないことがあると、ヘソを曲げるのは珍しくない。
「気分が乗らないから」と、ISUの規定で義務付けられた試合後の会見を
すっぽかすなど、傍若無人な振る舞いには海外でも批判の声が上がっていたほどだ。
(>>2以降に続く)
日刊ゲンダイ 2013年9月28日
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