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「時限発火式ナマポ爆弾」が大爆発
もっとも、今にして思えば、親族扶養義務化が彼らなりの対案だったのかもしれない。
また、団塊世代の親が亡くなったニートも、続々と生活保護に流入し続けていた。
もちろん、最優先でその費用を負担するのは、彼ら自身の兄弟姉妹である。
高齢フリーターやニートによるナマポ申請の波は「親族の扶養義務」という防波堤に阻まれ、彼らの家族のもとに流れ落ちていった。
本来は、もっと早い段階で、年金制度の一元化や積立方式への移行等、社会保障制度自体の持続可能性を高める抜本改革に着手しつつ、
そこから古い「家制度」の名残を一掃しておくべきだった。
そういった抜本改革をやらないまま、芸人叩きでお茶を濁した結果がこれである。
いうなれば、山本君は「20年後に大爆発する時限発火式ナマポ爆弾」を自分で自分にセットしたようなものだった。
もちろん、元々バリバリの上流家庭出身の片山、世耕両議員は、ナマポ爆弾なんてものとは無縁の余生を楽しんでいる。