13/08/26 17:34:22.68 o/O9blvb0 BE:2141568083-2BP(1374)
sssp://img.2ch.net/ico/aroeri-na_2.gif
8月26日
2013.8.26 03:05 [産経抄]
先週末を富士山麓で過ごし、つかの間の「避暑気分」を味わった。雨模様もあって、肌寒いほどだった。そのせいで余計に、この夏の酷暑の記憶がよみがえってくる。
▼「避暑」なんて、明治のお雇い外国人が持ち込んだ発想だ。日本人らしく猛暑を乗り切ろう。こんなコラムを7月に書いた。恥ずかしながら、書いた本人がひどい
夏バテに苦しんだ事実を告白しなければならない。体調管理の甘さが原因だと反省している。
▼ただ、先日の小紙の記事には、少し慰められた。最近の東京の最高気温は、タイのバンコクなど東南アジアの主要都市より高くなっているという。地球温暖化の影響
だけではない。排ガスや空調の排気熱による「ヒートアイランド現象」も大きな要因だ。
▼その東京で、2020年に2度目の夏季五輪開催が実現するのか。開催地を決めるIOC総会が、来月7日にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれる。ライバル
のマドリードとイスタンブールとは、横一線との下馬評だ。
▼前回の東京五輪のように、10月の開催だったら何の問題もない。ところが、欧米のスポーツ界やテレビ局の都合で、真夏の開催は動かせないらしい。投票権を持つ
IOC委員たちに、東京の蒸し暑さの情報が伝わっているのか、気がかりだ。
▼ここは腹をくくって、最終のプレゼンテーションに臨むしかない。日本文化を売り込む際の合言葉「クール(かっこいい)ジャパン」にちなんで、「クール(涼しい)
トーキョー」実現への決意を盛り込んだらどうだろう。日本人らしく猛暑を乗り切る覚悟は変わらないが、海外からのお客さんに強いるわけにはいかない。オフィス街に
小さな森づくりが進むなど、試みはすでに始まっている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)