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松山 先輩風吹かして近づいてくるプロ野球選手、OBに気をつけろ！！
7打差9位
米ツアー、カナディアンオープン（グレンアビーGC＝パー72）2日目。16位発進の
松山英樹（21）は6バーディー、3ボギーの69で回り、通算6アンダー9位で決勝ラウンドに
進んだ。4月のプロ転向後に出場したメジャー2大会は連続トップ10入り。
ルーキーイヤーの松山がここまで稼いだ賞金は1億2183万5427円で、
もちろんランクトップ。10試合で1億円突破は日本ツアー史上最短。世界ランクも
自己最高の34位まで浮上するなど、もはや日本男子ツアーを代表する「顔」になった。
カネも大きく動く。クラブメーカーと3000万円、サングラスメーカーと500万円の
契約を結ぶが、スポンサーのオファーはひっきりなし。松山の懐にはカネがこれからももっと
入ってくるのは間違いない。こうなると“怪しい連中”が寄ってくるのが、この世界の常識だ。
厄介なのが、大学の人脈。プロとして世界各国を転戦するが、松山は現在、
東北福祉大学の学生でもある。同校ゴルフ部は全国でも屈指の強豪として知られ、
OBには星野英正や池田勇太、藤本佳則ら数多くのプロゴルファーがいる。一方、
野球部も全日本大学選手権で優勝2度を誇り、阪神OBの金本知憲氏（45）や
矢野燿大氏（44）、横浜OBの佐々木主浩氏（45）ら有名プロ野球選手を輩出している。
そんな大物OBたちが、後輩の面倒を見てやろうと親切ヅラするのは当然かもしれない。
実際、松山は今年1月に、ハワイで佐々木氏と一緒に自主トレを行った。また6月の
ミズノオープン会場には、矢野氏が激励に訪れている。球界OBの広澤克実氏は東北福祉大の
特任講師を務めており、松山とは数年前からプライベートでも親交が深い。松山のそばを片時も
離れない阿部靖彦監督は同校野球部のOBであり、現在野球部の総監督も兼務していることから、
すでにプロ野球人脈とズブズブの関係にある。それだけに気を引き締めた方がいいのだ。
（>>2以降に続く）
2013年7月27日の日刊ゲンダイ
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