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憤怒の四天王像装い新た 延暦寺４７年ぶり２体修理
延暦寺（大津市）が所蔵する重要文化財の木造四天王立像（２体）が、このほど４７年ぶりの修理を終えた。
表面の?（はく）落などを防ぐ処置が施され、装いも新たに一般公開されている。修理完了を記念し、３０日午後２時から、担当者による説明会が行われる。
同寺国宝殿に安置されている２体で、四天王のうち広目天（高さ約１５０センチ）と多聞天（同約１４４センチ）と伝わる。
平安時代中期の１０世紀の作と見られ、引き締まった憤怒の表情に優れた古像。表面の彩色層の浮き上がりや剥落など損傷が進んでいたため、
今年１月、にかわを表面に染みこませて再接着するなどの修理を行った。
説明会では、作業を担当した美術院国宝修理所（京都市）の技術者丸山正明さんと、県教委文化財保護課の古川史隆さんが講師を務め、
実際の道具や写真パネルを使って、具体的な修理技術について解説する。また、現在美術院で修理を進める同寺所蔵の別の４体の四天王立像についても、中間報告を行う。
参加無料だが延暦寺の拝観料が必要。当日に国宝殿窓口で申し込む。問い合わせは県教委文化財保護課ＴＥＬ０７７（５２８）４６７２。
URLﾘﾝｸ(www.kyoto-np.co.jp)
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