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文部科学省がまとめた平成25年度の「予算重要政策」の原案が22日、明らかになった。
「新たな教育改革を推進する」として小中一貫教育、六三三四制の改革を明記。
「先端科学技術への挑戦」を掲げ、経済成長に向けて科学技術への投資を重視する姿勢を鮮明にした。
具体的には民主党政権で30億円に削られた
小惑星探査機「はやぶさ2」の事業費を約4倍に拡充する。
23日に自民党側に提示する。
原案には道徳教育の強化、減災・防災と国土強靱(きょうじん)化、
理数教育の推進なども盛り込まれ、
衆院選で自民党が打ち出した「安倍カラー」を色濃く反映する中身となった。
基本方針として
(1)学力と人間力を備えた人材を育成するための教育再生
(2)文化芸術・スポーツの振興
(3)科学技術・イノベーション推進の国づくり-の3つを列記。
その上で「世界トップの学力と人間力の実現」
「安心して教育を受けられる環境の整備」を2本柱に個別政策を進める。
教育環境の整備では、社会問題化しているいじめへの対策として、
生徒の悩みを聞くスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置拡充を明記。
「国富を実現する国家プロジェクト」として、
医療・創薬分野で人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いた再生医療の実現を掲げた。
同省は前年度比7.2%増となる6兆455億円の概算要求をすでに財務省に提出。
安倍政権の発足を受け、民主党政権時代の政策の見直しを進めていた。
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