13/01/15 18:24:32.68 4d2Ypc6L0 BE:270534863-PLT(16072) ポイント特典
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青森山田高校野球部の１年生部員が上級生から暴行を受けた後に急死した事件は、１８日で発生から１年が過ぎた。
事件の経緯や暴行と死亡との因果関係を巡っては青森地検が今も捜査を続けており、全容は未解明のままだ。息子はなぜ死ななければならなかったのか―。
遠く離れた大阪から愛息を送り出し、その成長を楽しみにしていた両親は、突然の死を受け入れられずにいる。
今年１１月２９日、大阪府岸和田市にある１年生部員の実家に中学時代の同級生や野球部のチームメート約２０人が次々と顔を見せた。
生きていれば、この日が１７歳の誕生日。思い出話や近況を聞かせてくれる友人たちをありがたく思いながらも、父親（５３）はやるせなさを感じていた。
「この中に、なんでうちの子だけおれへんのやろ」
人一倍元気な男の子だった。写真を撮る時はいつも真ん中に立つ目立ちたがり屋。大好きな野球に打ち込むため強豪・青森山田高に進学すると、寮生活にもすぐになじんだ。
電話で近況を尋ねればいつも「イケてるよ」と笑って返し、後ろからはチームメートのにぎやかな声が聞こえた。「元気でやってるんやな」。そう思っていたところに、事件が起きた。
「私ね、青森に駆けつけて遺体を見てからお葬式が終わるまで、ほとんど記憶がないんです」。母親（４７）は当時のショックを涙ながらに振り返る。
当初「１発背中をたたいたら急に倒れ、意識を失った」とした学校側の説明には納得できなかったが、死因すら分からないまま時間だけが過ぎ、野球部は活動を再開。
学校側や上級生を相手に起こした民事訴訟も全面的に争ったままで、気付けば１年がたった。
息子の部屋は以前のまま残してある。事件当時のジャージーを取り出し、母親がつぶやいた。
「このままうやむやにしてほしくない。あんなに元気だった子がなぜ死んでしまったのか。それを知りたいだけなんです」
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