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県庁:県歌を代表電話の保留音に 合唱コンで優秀成績、浦和第一女子高に協力求め ／埼玉
埼玉県への愛着を深めてもらおうと、県は来年１月４日から、県庁の代表電話の保留音に県歌を使用する。
合唱コンクールで優秀な成績を収めてきた県立浦和第一女子高校の音楽部の生徒に協力してもらい、県の
知事公館（さいたま市浦和区）で録音した。
県歌は、１９６５年９月に制定された。６７年の第２２回埼玉国体の開催に合わせ、歌詞を公募、審査会を経て
決まった。作詞が岸上のぶを、作曲は作曲家の明本京静が手掛け、最後に「埼玉」を連呼する勇壮な曲にな
っている。
県によると、従来の保留音はオルゴールの定番曲「乙女の祈り」で、交換機の初期設定された曲を使ってき
た。県庁の代表電話には１日当たり平均約４００件の電話が掛かり、県のＰＲを兼ねて保留音を切り替える。
浦和一女の音楽部は、１０月に鹿児島市で開かれた全日本合唱コンクール全国大会高校部門Ｂグループ
（３３人以上）で銀賞を受賞した。収録には１、２年生５９人が収録に参加したが、ほとんどの生徒が、これまで
県歌に接する機会がなかったという。
収録では、伸びやかで澄んだ歌声で歌詞を正確に表現した。「マーチ風の曲なので、女性の柔らかい声が
のりづらかったが、若者らしく、さわやかに歌うことができた」と顧問の小松直詩教諭。部長で２年の稲野なつ
きさんは「保留音に使われるのはとても名誉なことで、改めて埼玉のことを知っていただきたい」と語った。【木
村健二】
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