12/12/29 01:55:12.69 4/YE6f0k0
>>264
リルケって日本の文学受容の中でなかなか不遇な人でさ
一昔の文学少女が愛好する叙情的な詩人、ロマンチックな詩人としての理解が圧倒的なわけさ
でもそういう叙情性はごく初期のもので、中期あたりはロダンの影響やらなにやらで
詩(言葉)による造型を目指し、後期においては一歩思想的に推し進めた作品があるわけさ
んで俺としては中期以降のリルケを読んでほしいわけ
リルケを知ってる人というのはたいがい初期で終わる、もしくは新潮詩集の当たり障りのないところで
超もったいない、俺としてはドゥイノオルフォイスはマストなのに
俺はあの作品は読まれるべきだと思う、読んで、理解して、クソだと言われるならそいつは凄い
俺としては低レベルと罵られようとも読んで評価できるやつがいるのは幸せなんだよ