12/12/22 20:13:37.55 cSIOeYTl0
>>365の続き 浅草キッド、水道橋博士のコラム
かつて小林はオウムに殺されかけ、
薬害エイズ訴訟で最前線に立った。
そして、その運動家たちの真実を見るや、
“情”が続かなくなったと、きびすを返した。
これで終わった‥‥。
あの時点で「小林の物語」として、
あれを超えるテンションの高さは想定できなかったと思う。
アントニオ猪木も同じである。
初期のタイガー・ジェット・シン、スタン・ハンセンという好敵手の後、
これ以上のテンション、これ以上の宿敵が
果たして想定できたでであろうか。
ところが、その後もアンドレ・ザ・ジャイアントや、
ハルク・ホーガン、ビック・バン・ベイダ―など大型レスラーと対戦し、
後に総合格闘技の先鞭となった異種格闘技路線へ飛び込み、
さらにはモハメット・アリ戦を実現。
そして政界出馬、国家規模の事業への投資、莫大な借金、
そして最後には、不本意なスキャンダルにさえも塗れていった。
自らの物語りに巻き込まれ、汚名すらも着せられながら、
明らかに、より自分より強大な敵へと無謀にも向かっていった。