12/12/11 01:11:40.47 h9sqT4OW0 BE:2424508496-BRZ(10001) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/sii_mail.gif
任天堂、背水の陣 岩田社長の覚悟
(中略)
■「今回は背水の陣だ」
こう岩田はゲームビジネスに対する夢を語るが、もう失敗は許されない局面に来ている。
2011年2月、スマホで簡単にゲームが楽しめるようになった中で任天堂は携帯型ゲーム機「3DS」を投入。しかし、2万5000円という
価格がユーザーに受け入れらず、発売当初から販売不振に陥り、半年後に1万円の値下げを余儀なくされた。その後持ち直しはしたが、
力強さに欠く。主力ゲーム機のWii Uで同じ過ちを繰り返せば、任天堂にとって命取りになりかねない。「やっぱりスマホには勝てなかった」。
そんな烙印を押されてしまい、いずれゲーム機不要論につながる可能性も否定できない。
(中略)
業績不振に見舞われたこの1年、岩田は聖域を設けずに社員にコストカットを促してきた。電気代やコピー代を切り詰め、伝統行事である
社内旅行も中止。今秋から交通費の支給方法を変更し、例えば電車利用の通勤費は従来の1カ月ごとの定期代支給ではなく、6カ月ごとに
支給するようにし、地道な経費削減にも努めるようになった。財形貯蓄制度でも従来、積立金の1%を利子補給金として年2回支給してきたが、
それも廃止した。
新卒採用は前年の半数以下の60人弱に絞った。コスト削減に血眼になる職場が、ユーザーに楽しんでもらうゲームを作りだす環境として
ふさわしいわけがない。ゲーム開発者でもある岩田もそう思っているはずだが、「これも岩田さんの決意の裏返し」(社内関係者)という。
Wii Uには復活を賭ける岩田の執念と覚悟が随所に反映している。機能満載のWii Uの価格は「3万円を上回るだろう」との事前予想に
反して、2万6250円からに設定。発売当初は「逆ザヤになる」(岩田)という。業界関係者は「1台売るごとに1万円前後の赤字になるだろう」と分析する。
今回、部品メーカーへの値下げ要請はかつてないほど強かったという。「任天堂のある役員は『今回は背水の陣だ』とつぶやいていた。
ソニーのゲーム機参入などこれまで幾度か危機はあったが、任天堂さんがこんな言葉を使うのを初めて聞いた」(部品メーカー関係者)。
URLリンク(www.nikkei.com)
>>2以降に続く