12/12/06 21:36:12.08 +Aermiev0
福田恆存氏の弟子として、『月曜評論』を引き継いだ「真正保守」を自称する論客=松原正・早稲田大学名誉教授。概要つぎのように言われる。
「われわれが日本を愛するのは、それが母親のようなものであるからだ。ただ、自分の母親を尊敬するのに、他人の母親を貶める必要はない」。
松原先生は、パトリオティズムとショービニズムという、2種類の「愛国心」を説明されている。前者は、自分の育った故郷や知己への自然な愛着
であり、後者のように比較対照にもとづくものではない。難しいことを、このように平明に説明できるのが、優れた教育者の手腕というものである。
比較にもとづく「愛国心」は、劣等感や社会的怨恨にもとづくものである。ニーチェやマックス・シェーラーのいう「ルサンチマン」に由来するもので
ある。ジドクター・ジョンソンは、「愛国心は悪党の最後の隠れ蓑」と述べた。
「愛国心」を僭称するゴロツキ共は、社会的に弱い立場にある人々をいじめることによって、自分のみじめな内面生活を慰めている哀れな連中
である。どこの国でも「愛国心」を声高に語る者にロクな人間はいない。日本にも、「秘すれば華」という名言がある。
右翼とギャングスターがしばしば重複するのは、世界中共通である。どんな悪党でも、生涯自分を軽蔑して生きることはできない。「愛国者」にな
ることは、もっとも安手の慰安なのである。なにしろ、何も努力もせずに、ただ自称すればそれですむのだから…「つくる会」教科書が公教育の場
に持ち込まれるのは、ゴロツキ共を野放しにするのに等しい。
ぐぬぬw