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組み立てミスで放射線量低く表示
空間の放射線量を測定するため文部科学省が設置しているモニタリングポストのうち、福島県のほか、
周辺などの6県のおよそ700台が、装置の組み立て方のミスで、実際よりも10%程度低い値を
表示していることが分かりました。
値が低く表示されていたのは、空間の放射線量を測定するため文部科学省が設置しているモニタリング
ポストのうち、もともと車などに積んで測定に使っていた「可搬型」と呼ばれるタイプです。
福島県に545台、宮城・山形・茨城・栃木・群馬・新潟の6県にそれぞれ10台から30台ずつ、
合わせて675台が設置され、測定された値はインターネットにリアルタイムで表示されています。
ことし4月に運用を始めたあと、住民や自治体から「手持ちの測定器で測った値のほうが高くなる」
という指摘が寄せられ、文部科学省が調査していました。
その結果、装置の組み立て方のミスで、放射線を検出する部分が鉛を含んだバッテリーに一部遮られ、
実際よりも10%程度低い値を表示していることが分かりました。文部科学省は「組み立て方に問題は
ないと考えていた」と話していて、正しい値を表示するよう、およそ1億5000万円をかけて、
来週から改修工事を始めることにしています。
動画あり
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
URLリンク(mainichi.jp)
URLリンク(mainichi.jp)
実際の空間放射線量よりも低い値を計測していた可搬型モニタリングポストの1機種。
測定結果の表示画面の左下に置かれたバッテリーが、その右側にある検出器の測定に
影響していたとみられる=文部科学省HPから