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「ぶっ殺す」
電話を取ると同時に、太い声が耳に突き刺さる。1分ほど待たせた相手の怒りは初めから全開だ。
沖縄県浦添市にあるヤマダ電機のコールセンター。仲宗根彰平さん(20)はひたすら謝り続けた。
通話が長引けば、待たせる電話がまた増える。悪循環だ。
「僕が怒られてるわけじゃない。たまたまぶつけられてるだけ」。働き始めて1年半。
こんな電話を受けるたびに、そう自分に言い聞かせている。
全国各地の店舗などから転送されてくる電話を600人で受ける。仲宗根さんの担当は東京・池袋駅前の大型店。
「ゲーム機の在庫はあるか」「売り場の佐藤さんと連絡を取りたい」「店への行き方は」
パソコンに向かって、息つく間もなく電話を受け続ける。困ったときは座ったまま黙って手を挙げ、リーダーを呼ぶ決まりだ。
トイレに行くにも許可がいる。
(中略)
都心の店でゲーム機の修理を頼み、その対応が不満だと何度も電話をかけてくる中年の男性客。
2週間ほど前に「名前を聞いたら、すぐに上司に代われ」と要求し、その後も試すように電話をかけてくる。
今回は電話番号を尋ねられたことに腹を立てていた。その間、5分。話すほどに言葉は荒く、激しさを増す。
最後は「上から電話させなさい」と電話を切った。
かかってくるのは決まって平日の午後。「仕事でやなことあったんだよ」「営業の人かも」。
オペレーターたちは相手を想像しあって、気を紛らわせる。「そうでもしないとつぶれちゃいますから」
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