哲学者「馬鹿はコスパという言葉で一流を貶し三流を持ち上げる。コスパが大事なら肥料でも食ってろ」at POVERTY
哲学者「馬鹿はコスパという言葉で一流を貶し三流を持ち上げる。コスパが大事なら肥料でも食ってろ」 - 暇つぶし2ch1:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
12/10/26 08:46:03.18 eQznXK7h0 BE:909179137-PLT(12000) ポイント特典
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『日本をダメにしたB層の研究』著者:適菜収
なぜ日本人は「参加」したがるのか?

知らないことは言わないほうがいい

 今の世の中では、あらゆる価値が混乱しています。
一流のものと三流のもの、玄人と素人、プロとアマチュア、本音と建て前、専門家の意見と床屋政談、すべての境界があやふやになってしまっている。
非常に見通しの悪い社会です。
なぜこんなことになってしまったかについて、この章では説明します。
(略)
 スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセット(一八八三~一九五五年)は、大衆を「凡庸であることを自覚しつつ、
凡庸たることの権利を主張し、圧倒的な自信の下、浅薄な価値観を社会に押し付けようとする存在」と規定しました。

 彼らは「コスパ」(コストパフォーマンスの略)という言葉が大好きです。バカの一つ覚えみたいに「コスパがいい」「コスパが悪い」と繰り返す。
彼らは価値をカネで数値化できると深く信じています。
そして、圧倒的な自信の下、一流の店を貶め、三流の店を持ち上げます。
その結果、きちんとプロの仕事をする鮨屋が低い点数をつけられ、ロクでもない鮨屋(その実態は単なる海鮮居酒屋)が
高得点をとるようになってきました。新鮮で分厚い刺身をパクパクと喰わせ、各地の吟醸酒をゴクゴクと飲ませ、
酒のつまみを工夫すればそれでよい、ということになってしまった。

 しかし、コスパと価値は関係ありません。
一〇〇円のコーラを一〇円で買うことができたら「コスパがいい」ということになります。
一〇〇円のコーラを二〇〇円で買ったら「コスパは悪い」ということになる。
つまり、コーラの価値についてはなにも語っていないわけです。
そんなにコスパが大事なら、熱効率のいいものだけを食べていればいい。コスパが一番いいのは、ブロイラーの配合飼料でしょう。

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