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釈放の男性 “警察には何度も否認”
10月9日 17時19分
遠隔操作できるウイルスに感染したパソコンが悪用され、大阪と三重で無関係とみられる男性2人が逮捕された事件で、
このうち大阪の男性は弁護士に対して、「警察や検察には何度も否認したが、犯人と決めつけられつらかった」と心境を話していたということです。
この事件で大阪・吹田市の北村真咲さん(43)は、ことし7月、大阪市のホームページに「大量殺人をします」などと書き込みをしたとして逮捕・起訴されましたが、
その後、パソコンが第三者が遠隔操作できる特殊なウイルスに感染していたことが分かり、釈放されました。
弁護士によりますと、これまで北村さんは「任意の事情聴取の段階から『大阪市のホームページを見たこともなく、自分はやっていない。
第三者が犯人かも知れない』と何度も否認したのに、警察と検察は聞く耳を持たず『お前に間違いない。確証がある』と決めつけられた。
逮捕されたのはショックで、精神的にも肉体的にもつらかった」と心境を述べていたということです。
関係者によりますと、8月に逮捕されたあと、連日、警察や検察の取り調べを受け、「認めたら罪が軽くなるかもしれない」などと容疑を認めるよう言われたということです。
また、パソコンへのウイルスの感染については、「7月中旬ごろ、無料のソフトをダウンロードした際に感染したと思う」と話していたということです。
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