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佐賀県教委は7日、道交法違反(ひき逃げ)容疑などで逮捕され、略式命令を受けた佐賀市末広、
県立中原特別支援学校の徳山珠尾教諭(36)を懲戒免職とし、監督責任で同校の男性校長(58)を文書訓告にした。
県教委によると、徳山教諭は8月8日朝、同市紺屋町の国道264号を乗用車で出勤中、
横断していた女性(75)の自転車に衝突。足や手首の骨を折る重傷を負わせてそのまま走り去り、
県警に逮捕された。送検後の同24日、佐賀簡裁から罰金33万円の略式命令を受け、即日納付した。
逮捕直後は否認していたが、「化粧をしながら運転していた。まゆをかいていて気づくのが遅れた。怖くなって逃げた」
と容疑を認めた。
徳山教諭は昨年9月に上峰町で物損事故を起こし、校長から口頭で注意を受けたほか、
今年6月に運転中の携帯電話の使用などで計2回、道交法違反で摘発されていた。県教委の調査に対し、
「教育者としての自覚が足りなかった。謝っても謝りきれない」と話したという。
処分理由について県教委は「ひき逃げ事故を起こしただけでなく、警察の調べに素直に話さず、学校側にも嘘の報告をしていた。
法令違反を繰り返しており、免職は免れないと判断した」と説明した。
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