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眼鏡フリーを実現する「レーシック」 老眼世代にも広がる最新の治療とは？ (1/5ページ)
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近視や遠視・乱視を１０分ほどのレーザー治療で解消、裸眼での生活が可能になることで人気のレーシック。
１９９０年代に欧米で普及しはじめ、日本でもここ数年で急増し、年間４０万件ほどの治療が行われていると報告されている。
また近年、老眼に対する新しい治療もスタートしており、４０代以降の老眼世代にも眼鏡フリーの道が開けてきている。
ポピュラーな治療となり、治療を行う施設数も増えている中で、治療の質を問う声も聞かれる。治療の専門家と手術経験者の双方を取材した。
◆安全と安心には理由がある
『レーシック』とは、レーザーで角膜を微細に削って、屈折を変化させて視力を回復させるという治療である。
実用からすでに２０年以上が経過し、１９９５年にＦＤＡ（米食品医薬品局）、日本では２０００年に厚生労働省が眼科での
このレーザーの治療を認可している。
日本で１９９７年に眼科専門医の施設として近視治療を導入したいわばパイオニア的存在として知られる
南青山アイクリニックの戸田郁子理事長は、「当時、アメリカで近視等に対するレーザー治療が普及しはじめており、
安全な治療のためには角膜治療に詳しい眼科専門医が行う必要があると考え、クリニックを立ち上げました」と語る。