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市議会常任委で傍聴人に配布のアンケ、情報公開請求以外では開示せず
2012.7.27 01:51 （1/2ページ）
大津市で昨年１０月、市立中学２年の男子生徒＝当時（１３）＝が自殺した問題で、
１３日の市議会教育厚生常任委員会で一般の傍聴人に配布された男子へのいじめ行為が記された全校生徒アンケートの結果を、
市教委は今後、市に情報公開請求をしない限り、開示しない方針であることが２６日、市教委への取材で分かった。
市教委は非公開の理由を「アンケートはあくまでも内部資料で、公開が原則の市議会以外では、市民らに配布はしない」などと説明している。
１３日の常任委では、委員からアンケート結果を資料提供するように要請があり、市教委が提出。
市議会本会議や委員会は条例で、配布された資料は原則公開とされていることから、市議会事務局が条例にのっとり、複写して傍聴人に配布したという。
常任委に先立つ１２日の保護者会でも、保護者から要望があり、市教委は「保護者は関係者」と判断し、１３日以降一部の保護者に配布している。
ただ市には、市議会以外の場で、不特定の市民らに内部資料を公開するかどうかの規定はなく、担当部署が判断している。
このため、市教委学校教育課は「常任委での配布は例外」として、アンケート結果については今後、市情報公開条例に基づく公開請求の手続きを経ない限り、
公開しないことを決めた。
市教委幹部は「アンケートは内部文書と認識しているが、隠すという意図は決してない。公開を希望するすべての人に渡せば、複写代だけでも大変だ。
情報公開請求していただければ開示する」と話している。情報公開請求から公開までは通常、早くても２～３週間かかり、複写代などは請求者が負担する。
アンケートは、男子が自殺した６日後の昨年１０月１７から１９日に、学校が全校生徒８５９人を対象に実施。
遺族からの強い要望で、１１月１～４日に追加アンケートも行われた。
回答には「（男子が）自殺の練習をさせられていた」など、男子に対するいじめについての記述があり、
同級生３人が男子に暴行を加えたとして、滋賀県警が暴行容疑などで捜査している。
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)