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逃げるｉＰｈｏｎｅ あと一歩のところまで迫るサムスン (1/3ページ)
2012.7.5 05:00
２００７年に米アップルのスマートフォン（高機能携帯電話）「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」が登場して以降、
新製品が発売されるたびに同じ問いが繰り返されてきた。「これはアイフォーンよりも優れているだろうか？」
答えはいつもノーだった。しかしあと一歩のところまで迫っている製品がある。
韓国サムスン電子の「Ｇａｌａｘｙ Ｓ ＩＩＩ（ギャラクシーＳ３）」と、ソニーの「Ｘｐｅｒｉａ ｉｏｎ（エクスペリア・イオン）」だ。
Ｇａｌａｘｙ 抜群の画質
優勢なのは、より積極的な攻勢をみせるサムスンだ。同社は電話会社ごとに異なる製品ラインを
用意する従来の方針を転換し、「ギャラクシーＳ３」を米通信大手４社すべてから発売した。
異種回線に対応するために機器内部の構造は多少異なる。ＡＴ＆Ｔとベライゾン向け製品は、
両社が採用するＬＴＥ（次世代携帯向け高速無線通信規格）対応モデルとなっており、通信速度は
「アイフォーン」を大きく上回る。ただしバッテリーの持ちでは及ばなかった。
基本ソフト（ＯＳ）は米グーグル製「アンドロイド」の通称「アイスクリーム・サンドイッチ」を搭載し、
画面は４．８インチと比較的大型。だが厚さ８．６ミリ、重さ１３１．６グラムに抑えたことで大きさを感じさせない。
サムスンの強みである画質の良さは抜群だ。「スーパーアモレッド・ディスプレー」は、
仕様こそ及ばないものの肉眼で見る限りアップルの「レティーナ・ディスプレー」にまったくひけをとらない。