12/06/24 17:12:34.93 jimW3heu0
>>1の続き
でもみんながいいというものには、必ずそれだけの理由があるものです。
我慢してつきあっているうちに、やがて「これもそう悪くないな」と思えるようになってくる。
「この魅力にひかれて、みんな購買しているんだな」という感覚がわかってくる。
そこまでして初めて、マーケットの声が聴こえてくるのではないでしょうか。
拙著『プロフェッショナルサラリーマン』にも書きましたが、僕は信頼する2人以上の人が勧めてくれたものは、
無条件で自分でも試してみるというルールを自分に課しています。
それくらい半強制的に新しいものを取り入れていかないと、自分の好みだけに凝り固まってしまう。
漫画「ONE PIECE」も、2人以上の人がいいと言ったので読み始めました。すると確かに面白い。いまでは新刊が出るたびに買っています。
AKB48も、小学生の娘が好きだからということもありますが、よく見ています。
そんなふうに「はやりもの」に対してオープンな姿勢でいると、自分なりに今のトレンドを分析できるようになってくる。
たとえばONE PIECEとAKB48には共通点があります。それは「登場人物が多い」ということ。
AKBは研究生もいれるともう数えきれない位の人数がいるし、ONE PIECEは主人公格のキャラが9人いて、さらに膨大な数の脇役が出てきます。
もしこれがたったひとりのアイドル、たったひとりの主人公なら、その個性が受け入れられない時点でアウト。
でも人数がたくさんいると、それだけいろいろな個性がいますから、大衆に受け入れられる確率が高くなる。
時代の流れが特定の1人を皆で応援する一極集中型ではなく、推しメンといわれるような特定のメンバーを応援した結果として
チーム全体が盛り上がる多極分散型の時代です。
応援対象が分散することで、中心メンバーが抜ける不測の事態になった時にリスクヘッジができます。
極端に煌めく一等星が1つだけ煌々と輝く東京の夜空より、たくさんの星座が散りばめられている
地方の夜空の方が空を見上げていて飽きない。
秋元康氏は芸能界のアイドルという夜空にAKB48という星座をつくろうとしているのかなという気がしたのです。