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坊主頭にサングラス、日の丸の鉢巻きという風貌で保守・右翼思想を喧伝する様子を映した動画を
YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトに投稿し、ネット右翼を中心に高い支持を集めていた
ボウズプロパガンダー（ボウズP）こと沓澤亮治（44歳・獣医師）が、
6月14日付で獣医師業務停止2年の処分を受けていたことが農水省の発表で明らかになった。
ボウズPは昨年5月から10月にかけ、注射器の密売者として覚せい剤常用者の間で有名だった
知人のブリーダーに対し、薬事法で無許可販売が禁止されているインスリン注射器約2000本を販売。
11月に薬事法違反で逮捕・起訴され、懲役2年・執行猶予3年の有罪判決が確定している。
ボウズPは2010年11月頃からニコニコ動画上で政治談議の動画をアップし始め、
『反日』『売国』『左翼』を歯に衣着せぬ言動で批判・罵倒する姿勢からネット右翼らの支持を集めた。
彼に触発され「○○プロパガンダー」を名乗って同種の顔出し動画をアップする追随者も多く、
後に彼らを糾合したグループ「デトックスジャパン」を結成し、事実上のリーダーに就任。
坂本剛二元代議士（自民党）・諸井真英埼玉県議（自民党）・小坂英二荒川区議（日本創新党）や
梅原克彦前仙台市長など右派色の強い政治家が動画にゲストとして出演するなど知名度は高く、
逮捕直前に行われた反フジテレビデモではコーラーを任されるほどだった。
だが別の右派系グループ「プラウドジャパンネットワーク」のメンバーを在日認定したことで抗争が勃発。
同グループのメンバーがボウズPの身辺調査を行い、過去の注射器販売の事実などを確認した上で
警察に告発を行ったこともあり、ついに逮捕されるに至った。
事件後、ボウズPは動物病院があるいわき市を離れ、東京都内で一人暮らしをしている。
現在の仕事は不明だが、行政処分を期に政治活動を再開したいと語っているほか、
「デトックスジャパンTシャツ」（日の丸等をあしらったTシャツ）の製作・販売再開にも意欲を見せている。
農林水産省/獣医師法第8条第2項の規定に基づく「獣医師の業務停止処分」について
URLﾘﾝｸ(www.maff.go.jp)
ボウズプロパガンダー公式サイト
URLﾘﾝｸ(30.pro.tok2.com)