12/06/12 21:54:34.35 y8Cp/fwFP BE:1769771074-PLT(12001) ポイント特典
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東京電力の福島第1原発事故調査委員会(社内事故調)がまとめた最終報告書案の
全容が12日、判明した。深刻な環境汚染を招いた放射性物質が2号機の格納容器から
漏れ出たとの分析結果などをあらためて盛り込んだが、2号機の詳しい損傷箇所の特定は
避けた。東電は外部の専門家による検証委員会の評価とともに近く公表する。
報告書案はA4判約360ページ。地震による原発の主要設備への損傷は「ほとんど
なかった」と説明。大気中に放出された放射性物質の推定量が90万テラベクレル(テラは
1兆)に上ったことを、飛散状況を示す図解とともに記載した。
原発の北西方向に重大な汚染を引き起こした最大の原因は、当初考えられていた
ベントによるものではなく、2号機の格納容器から漏れ出たガスだったと結論付けたが、
詳しい損傷箇所や原因の記述はなかった。
また福島県沖で大きな地震が過去になかったため巨大な津波の発生は想定しておらず、
国の研究機関も同じ評価だったとした。事故4日前の昨年3月7日に、津波の長期的評価に
ついて経済産業省原子力安全・保安院と検討した際も「今すぐ対策を実施するようにとの
指示は受けなかった」と、判断の妥当性を強調している。
原子炉冷却のため事故後に自動的に起動した1号機の非常用復水器(IC)を運転員が
手動で止めた問題で、政府事故調から「機能の認識や操作習熟が不足し、対応の遅れ
を招いた」と指摘されたことについて「運転員は必要な知識を有していた」と反論した。